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OGATA (HARUKA)
2006-10-03 16:01:49◆◇ “ 绪方恵美の、银河で、ホエホエ。” ◇◆ 2006年10月3日発行
vol.58 “カンガルーの亲子”
つい先日、相方・28歳の诞生日のこと。
珍しく早く帰れるかもしれないという相方は、しゃぶしゃぶをリクエスト。
お祝いだし、久しぶりに良い肉でも购入して豪华にいくか! と、夕方、新宿の
某デパート地下食料品売り场へ向かった。
ひとしきり回った后、最后に小さなケーキの名入れを頼み、10分の待ち时间を。
サテどうしよう? と、ずっしり重くなったエコバッグを持ち直した所で、プレゼ
ントをまだ买っていなかったことに気づいた。
うわー何でもっと早くに気づかなかったんだよ、こりゃ手近で何とかするしかな
いなーとしばし悩み、そういえばここは地下でMEN'S馆と直结していたはずだと思
い当たった。
このデパートのMEN'S馆には时々お世话になるが、地阶へ入るのは初めてだった。
なるべく手近な所で手顷なのがあるといいなーと思いつつ入ると、目の前にばー
っと拡がって见えてきたのは、
ぱんつ。
明るい食品売り场に比べて少し暗めな中、美しい间接照明で黒い壁一面に浮かび
上がらせていたのは、数々の豪华そうな“绅士用下着”のオンパレードだった。
“おかず売り场”から、“ぱんつ売り场”へーーー
なかなかなセンスの并びだと感心しつつ、そういえば相方のぱんつをだいぶ买っ
ていなかったことに気づいた。
我が家では、下着はだいたい个人个人で买うことになっている。
が、たまの诞生日くらい、ちょっといいぱんつを购入するというのはアリかもし
れない。普段あまり买わないような、でも质が良くてセンスのいいヤツ?
そう思ってふと目を凝らすと…正面の壁、通路からすぐの一番目立つところに饰
られていたのは、
ヒョウ柄のビキニブリーフ。
いきなりのご登场である。
しかもご丁宁にファーが使用されている豪华版だ。
兴味本位に手に取り値札を见ると、なんと7800円(!) お値段も立派である。
感心して见ていると店员さんが寄ってきたので、慌てて隣へ视线を移すと、そこ
にもスゴイモノがあった。
男性版・Tバック、赤・青・黄色の极彩色仕様。
…谁がはくのだ…?
その他にもパッションカラーや星条旗模様等スゴイ色・デザインのオンパレード。
圧巻である。
改めて言うがここは新宿2丁目の绅士服屋ではない。某有名デパートである。
もうちょっとフツウの、品のいいのはないのか? と探すと、少し离れた所にブ
ランドモノのトランクスが各种下がっていた。
相方はトランクス派だ。これはいい。
しかし今度は何となく、柄がオジサンくさ…いや落ち着きすぎているものが多い
気がする。
落ち着いて见えるとはいえ、彼はまだ28歳。
もうちょっと爽やかな感じの…と思っていると、私の目に、あるボクサーブリー
フが目にとまった。
ややローライズ気味の、つや感のあるぱんつ。
デザインもシンプルで、なかなかいい。
その上“吸水速干性”加工が施されていて、ムレずに爽快、と书いてある。
安全靴を常に履き、冷房も暖房もない现场を一年中徘徊する建设会社社员である
彼のインナーに、“ムレない”は必要条件だ。
おまけに“カンガルー”という(ぱんつの)名前もカワイイ。
なぜカンガルーかはわからないが。これは良いかも。
1枚3255円という値段はナカナカアレだが、诞生日なのだし、このくらい。
エイッとまとめて3枚、“色违いカンガルー”を购入。
おリボンをかけてもらい、フクフクと家へ帰ったのだった。
おいしい黒毛和牛をしゃぶしゃぶし、オナカいっぱい、大満足で风吕に入り、上
がってきた相方に私はケーキと一绪にカンガルーをいそいそと差し出した。
相方はちょっと照れくさそうに、でも嬉しそうに梱包を解いてゆく。
と、その段になって初めて気づいた。
このぱんつ、前の空き部分が、縦长じゃなくて上の方についてる?
まるでカンガルーのポケットのようだ。
さっそく相方が着用し、どう? と言われて、见てみると…
お子さんが、ポケットから、カオを、出して!
そう、タテ割れではなく上部に、半月状に开いているカンガルーポケットから、
“ぴょこ”っと。イヤ、アンタ、これって、、、
…ひところ流行った“ゾウサンぱんつ”の“上向きバージョン”?(爆)
相方曰く、“収まりはいい”らしい。
ポジショニングを気にしなくて良いのが良いようだ。
そ、それは何より。
次の朝、彼はカンガルーを着用して出勤した。
雨上がりの爽やかな道を、カンガルー亲子は軽やかに走っていったのだった。