[情报] 绪方恵美の、银河で、ホエホエ。vol.88

楼主: OGATA (HARUKA)   2009-05-15 23:43:14
◆◇ “ 绪方恵美の、银河で、ホエホエ。” ◇◆   2009年2月20日発行
                vol.88“ベサメムーチョ! 3/5”
(注:これは“ベサメムーチョ!”5号続きの3号目です。Vol.86からどうぞ)
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 初日・金曜日。オーディエンスは约500人强(平日なので少ないそうです)。
 通常のライブモードで、MCも乗せずに私と森藤氏のみステージへ。
 “GRACIAS!(ありがとう!)”
 以外のセリフをほぼ喋らないまま、歌で纺ぐステージはとりあえず无难に进行。
 でも中盘戦、突然、モニターから猛ーー烈な、ノイズが!!
 アニソンの合间に自分のオリジナルソングを歌った时、ガツーンとした声量でぶつ
かった瞬间から、それは始まりました。
 オケはもちろん自分の歌も、何もかも消し去るくらいの爆音ノイズ。
 “キーン”とハウるだけじゃなく、“バチバチバチ!”と何かが切れるような强烈
な音が……!
 そこで私はマイクを投げ出し、生声での歌唱に切り替えたのでした。
 まったく无谋。でも本能。
 こんな音をお客さんに闻かせたんじゃ楽しんで贳えない、まだ生声の方が! と思
ったからでしたが、実际は、オモテのスピーカーからはちゃんとした音が出ていたの
だそうです(爆)。とんでもなかったのはステージ上のモニターだけ。
 原因はワイヤレスの回线が悪かった+いろいろ古くて限界だったことらしく……で
もその时は、“何かが起こった!”と思ったらしいスタッフ阵もどうにもできないま
ま。本编终了で一度引いたときに伝えられ、アンコールはノイジーな中、とりあえず
マイクを持って歌いました。
 耳は痛いし本当にしんどかった。でもお客さんは私がマイクを投げ出したのを、ど
うやら“凄いパフォーマンスだ”と解釈してくれたらしく! 逆にどえらく盛り上が
ってしまったのでした。。。(爆)
 そして、2日目・土曜日。オーディエンスは约2000人强。
 昨日の反省を経て、现地ではNo.1の音响会社だという面々を押しのけ、私のマネー
ジャー兼コーディネーターとして来ていた宫泽氏が、“俺がPAをやる!”と宣言。だ
から安心してくれ、という言叶を胸に、朝一番に无理矢理时间を作ってもらってリハ
ーサル。(イベント全体が始まる前しかできないので)
 スピーカーを交换して、回线を整えて。音がみるみる安定。
 ホッとしました。これで大丈夫。全员、安堵して临みました。
 ……ところが。
 夜、ライブがスタートしてみると、、、あれれ? 何でこんな音に? PA席付近も
ざわついている。ステージ上の私と森藤氏も目を合わせ、不安に。どうして……?
 すると突然、いきなりの、、、
     无音。
 同期(vo.とkey.を抜いたカラオケ)だけが、猛烈な爆音で响き渡るステージ上。私
达が今出している音……キーボードと歌が、まったく返ってこない。
 日本でも、よく环境が悪いライブハウス等で“闻こえない状态”はあるけれど、こ
こまでカンペキに闻こえない、何もない、というのは初めてでした。
 惊いて客席を见ると、闻き惚れてくれているようなので、どうやらムコウ(外)に
は出ている様子。なんとかそこから聴き取ろうとしても、ステージモニターの同期が
爆音すぎて、客席に出ているスピーカーの音さえ、かき消してしまう。。。
 あとは、自分の体の感覚だけが頼りでした。
 この喉の感じで、このハラ(筋)の感じで、合っているはず。
 それだけを頼りに、何も闻こえない中、ひたすら声を张り上げ続けました。
 本编が终わって、岚のような拍手!
 (ムコウのオーディエンスは反応が凄いのです!)
 笑颜で手を振り、一度ステージを降りようとして……ブラック・アウト。
 视界が真っ暗になりました。
 メキシコシティは标高约2400mの高地にあり、空気が薄いのです。
 よく日本から来たアーティストがステージで倒れるそうですが、昨日の感触で私は
大丈夫と思っていたのです。
 でも、……たぶん、闻こえないがために普段以上に全身を使って何とかしようと思
っていたからなのではないかと思うのですが、とうとう、倒れてしまいました。。。
 (vol.89に続く)

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