[情报] 绪方恵美の、银河で、ホエホエ。vol.63

楼主: OGATA (HARUKA)   2007-05-17 00:30:00
◆◇ “ 绪方恵美の、银河で、ホエホエ。” ◇◆   2007年4月20日発行
              vol.63“爪は清楚。”
 まったくどうでもいいことではあるが、私は爪が短い。
 人様に比べて随分短い上に、薄くて、弱々しい印象なのだ。
 しかし、これは手の爪だけであって、足の爪は异様に大きい。
 小指の爪もしっかりあるし、亲指に至っては“なぜそんなに大きいのか!?”
と、时々见る人に惊いて闻かれるほどである。
 ……なぜか?
 由来は、おそらくこうだ。
 父亲がオーケストラ、母亲が声楽をやっていたクラシック音楽一家な実家に
あって、3歳からピアノを习い始めていた私は、幼い顷、手の爪を思い切り短く
切られたことがある。
 初回に、バツンと。血がたくさん出た。
 それから徐々に深爪されていき、そのたびに泣いた。
 クラシックピアノの基本は、手を“卵をそっと握るように丸く”して、指を
键盘に対して垂直になるように置き、そのままの形で指を根本から上下させる
ようにして弾く。
 そうすると音のブレが少なく、均一に力がかかりやすいからだ。
 しかし爪が长いままそのようにして叩くと、爪の先が键盘に当たってしまい、
カチャカチャしたノイズが出てしまう。
 なのでピアノ弾きには、爪を极端に短くしている人がとても多いのだ。
 成长してから深爪をするより小さいウチの方がと、亲心でそうしてくれたの
だと思う。そこから、短い爪が今に至るまで継続している。
 それ以前の爪の长さは覚えていないが、足の爪が大きく长いのだから、もと
もと手の爪もそれなりの长さがあったのではなかろうか。
 そんな私なので、いわゆる爪のオシャレとはまったく无縁であったのだが、
先日、ある方に“爪は爪切りじゃなくてヤスリだけで削ると丈夫になるよ”と
教わり、軽い気持ちで试してみた。
 ……すると、どうだろう!
 爪の先が、なんとなくだが厚くなってきたような気がするではないか!
 兴奋した私は、けして切らずに(今まではしょっちゅう切る癖があったのも
いけなかったのかもしれない)、3日おきくらいに少しずつ少しずつ、削る
ようにヤスリをかけるようになった。
 ……すると、どうだろう!
 とても丈夫そうなプルトップを爪で开けても、问题ないではないか!
 以前は指先から5ミリも伸ばすと、何かの拍子にペキッと折れてしまっていた
のに。まさに、カッキテキ!
 自分史上初の、カイキョであった。
 そうして、しばらくの间、マニキュアなど久しぶりに涂ってみたりして(め
ちゃヘタ)楽しんでいたのだが……程なく、うっとうしくなってきた。
 料理や家事に邪魔なほどは伸ばしていない。
 问题なのはキーボードである。
 长年ピアノで惯れてしまった私は、キーボードに向かうと、无意识のうちに
手を“卵をそっと握るように丸く”してしまっている。なので、爪が伸びたた
めに、今まで当たらなかった键盘に爪が当たるようになってしまったのだ。
 楽器のキーボードもイヤなのだが、パソコンのキーボードは更に不快だ。
 ゴムのキーボードカバーに当たって、ちょっとひっかかるあの独特の感触が、
とてもとてもとてもとても×∞……キモチワルイ。
 かといって、指を伸ばして打つことなど、イマサラできないし。。。
 ああ、こうして打っている间にも、本当に……キイイ! で、ある。
 とこぼしていたら、オトモダチの皆様からいろいろアドバイスいただいた。
 漫画家のA嬢は、“私も邪魔で白いトコないくらい切ってるけど、アシさんに
はめちゃめちゃ长くて平気なコもいるんですよね~”。
 ……そういえば最近の若いコは、长い爪でもゴハン作れるとか言うウワサ。
 そのスキル、分けてくれ(涙)。
 ギタリストのM氏は、“いっそギタリストになってしまえばどう? 逆に短
いと不安になりますよ~”。
 ……なれるもんならばさ。……なってみたいもんだけどさ(涙)。
 そして近年作词家として当たっているシンガーソングライターのA嬢は、
“私もギリギリまで切ってるけど、短い爪って透明でちょっと色がついたマニ
キュアが似合うので结构好き。爪だけ清楚な感じで?(笑)”とのたまった。
 ……おおお! “爪だけ清楚”!
 素晴らしいフレーズだ!
 ……さすが売れっ子作词家……いただき!
 そんなワケで、先日から“爪だけ清楚”をめざすことにした。
 短く整えたまま、无色透明なマニキュアを、ぬりぬり、ぬり。
 ……でも。
 ……イマイチ私では、“清楚”になれない気がするのは、、、
 ……気のせい?

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