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第四回
成歩堂法律事务所のバレンタイン
成步堂法律事务所的情人节
御剣:やあ、すまない成歩堂。少し遅れてしまったようだ。
御剑:唷、抱歉了成步堂。看来我有些迟到了。
成歩堂:‥‥‥‥‥
真宵:‥‥‥‥‥
春美:‥‥‥‥‥
(三人沉默)
御剣:(‥‥なんだ、このケンアクな空気は‥‥)
御剑:(……怎么回事、现场充满著险恶的气氛……)
成歩堂:ああ、御剣。约束は3时だったな。で、今は‥‥3时5分、か。
成步堂:啊啊、御剑。原本约好了是3点见嘛。我看看、现在是……3点5分吗。
御剣:(まさか。その5分の遅れが、この空気の原因だというのか‥‥?)
御剑:(该不会。只因为我迟到了5分钟、就演变成这种气氛了吧……?)
春美:あ、あの。コチラ、よろしかったらどうぞ召しあがれ。
春美:那、那个。可以的话、请享用这边的点心。
御剣:おお。ヨーカンはキライではない。いただくとしよう。
御剑:喔喔。偶尔来点羊羹也不错啊,就让我尝尝看吧。
春美:あ。よろしければ。コチラも一杯、热いうちにお饮みくださいな。
春美:啊。如果可以的话。也请趁热享用这边的饮品。
御剣:おお。これは、薫り高い‥‥‥‥‥‥
御剑:喔喔。这个香气是……
成歩堂:どうかしたか?
成步堂:你觉得如何?
御剣:いや。私としては‥‥ここは当然、
ヨーカンに合う浓いお茶か、ニガいコーヒーをいただけるものと思ったのだが。
御剑:哎。以我的看法来说……我本来以为在这种时候,
理当是端出与羊羹口味相衬的浓茶、或者是能享用到苦口的咖啡之类的。
成歩堂:思ったのだが?
成步堂:本来是这样想的,所以?
御剣:まさか‥‥ここで“おしるこ”が出てくるとは思わなかった。
御剑:没想到……“红豆汤”会在这个时候登场。
成歩堂:ほら! 闻いたかい真宵ちゃん! “おしるこ”だってさ!
成步堂:瞧! 听到了吗真宵! 人家都说是“红豆汤”了!
真宵:だから言ったでしょ! ‘理论的には’って!
真宵:所以我也说过了啊! 那是‘理论上来说’!
春美:ああ‥‥おふたりともケンカはやめてください。
すべては、わたくしのせいで‥‥
春美:啊啊……两位请不要吵架了。一切都是我不好……
真宵:いーや。はみちゃんのせいじゃないもん。
真宵:没有的事。才不是小春美的错呢。
成歩堂:ぼくのせいだって言うのかよ!
成步堂:难道妳要说是我的错吗!
真宵:じゃあ谁のせいだって言うのよ!
真宵:不然你要说是谁的错啊!
御剣:取り込み中、申しわけないが‥‥
そろそろ闻かせてもらいたい。私は今日、なぜ、ここに呼ばれたのか。
御剑:百忙之中打搅两位真是不好意思……
是不是差不多可以告诉我了。为什么今天会把我找来这里呢。
真宵:みつるぎ検事。今日、なんの日かわかりますよね?
真宵:御剑检察官。你知道、今天是什么日子吗?
御剣:今日‥‥は、2月14日。いわゆる‘バレンタインデー’だが‥‥
御剑:今天是……2月14号。也就是所谓的‘情人节’……
真宵:ホラ。あたしだって“女の子”ですから。
気合い入れて作ろうと思ったワケですよ。
いわゆる‘手作りチョコレート’を。いっそ豆から。
真宵:所以囉。你看,人家也是个“女孩子”嘛。
就想说鼓起干劲做做看所谓的‘手工巧克力’。都要做了就干脆从豆子开始挑战。
御剣:それは、见上げたココロがけだ‥‥って。“マメから”?
御剑:那真是、十分了不起的心意呢……但。“从豆子开始”是怎么一回事?
春美:はい! わたくしが‘マメから作るチョコレート’の作り方を调べて、
真宵さまとココロをこめて、こしらえました!
春美:那是因为! 我查到了‘从豆子开始制作的巧克力’的作法、
于是和真宵大人一同满怀心意的做了巧克力!
御剣:そ‥‥それは、ご苦労なことだった。
御剑:那……那还真是辛苦妳们了。
真宵:それなのに! なるほどくん、それを昨日、つまみ食いしちゃったんですよ!
真宵:可是! 成步堂哥昨天竟然偷吃了我们努力的成果!
御剣:な。なんだと! “つまみ食い”‥‥?
御剑:妳、妳说什么! “偷吃”……?
成歩堂:だから、悪かったって言ってるじゃないか。でも、そもそも‥‥
成步堂:所以,我这不就和妳们道歉了吗。但是,这件事说起来……
真宵:“女の子”としては。
バレンタインデーのお茶の时间、日顷お世话になってるみつるぎ検事も招待して
‘さあ、召しあがれ!’ってやりたかったワケじゃないですか。
それなのに、なるほどくんときたら!
真宵:作为一个“女孩子”,原本是想在情人节的午茶时段,
招待一直以来也很照顾我们的御剑检察官来一同享用这份心意的。
没想到成步堂哥竟然会做出这种事情!
成歩堂:だから、悪かったって言ってるだろ。でも、そもそも‥‥
成步堂:所以、我就说抱歉了啊。但是,这件事说起来……
御剣:‥‥成歩堂。まさか贵様、ゼンブ食べてしまったのか?
御剑:……成步堂。你这家伙、该不会把她们的心意全都吃光了吧。
成歩堂:いやいや、ほんのヒトクチだよ! トンでもない量だったし。
成步堂:没有没有、真的就只有尝个一口而已!何况她们做的量根本多到吃不完。
御剣:それでは、残りのチョレートは、どこに‥‥?
御剑:那现在、那些剩下的巧克力又在哪里……?
成歩堂:‥‥おまえの目の前の、“それ”がそうだよ。
成步堂:……就是现在在你眼前的“那个”呀。
御剣:‥‥‥‥‥‥は?
御剑:………………哈?
真宵:あ。ちょっと甘すぎたかもしれませんけど、一生悬命に作ったんですよ!
真宵:啊。对御剑检察官来说这口味可能比较偏甜,但这都是我们非常努力的成果唷!
御剣:‥‥‥‥‥‥‥‥
御剑:……………………
真宵:固すぎると风味が落ちちゃうから。そのへん、こだわってみました!
真宵:口感上如果偏硬的话就没那么好吃了。这个部分我们可是有讲究的喔!
御剣:いや、そういうことではなく。
‥‥これはどこからどう见ても味わっても、ヨーカン‥‥
御剑:不、不是那个问题。……这个点心不管从外表还是口味上来说,都是羊羹……
真宵:それはホラ。あたしだって“はじめて”ですから!
最初からカンペキにはできないし。
真宵:就是那个嘛。制作巧克力什么的人家也是“第一次”嘛!
没有办法一次就完美到位的。
御剣:むうううう‥‥むむ。
御剑:唔嗯嗯嗯嗯……唔唔。
成歩堂:ちなみにそれ、どんなレシピだったの?
成步堂:顺带一提,妳们用的是怎样的食谱?
春美:ええと。‥‥‘まず、カカオ豆をよい香りになるまで煎るべし’
春美:我想想。……‘首先、将可可豆焙炒到散发出香气为止’
真宵:でもさ。いきなり“カカオ豆”なんて言われても困るよねー‥‥
スーパーには売ってないし。
真宵:但是啊。突然说要用到“可可豆”也很让人伤脑筋呢——……
普通的超市里又没有卖这种东西。
成歩堂:はあ。
成步堂:哈啊。
真宵:だから、かわりのマメにしたの。
こないだ“あんころもち”作ったときにあまったヤツがあったから。
真宵:所以我就找了其他代用的豆子了。
刚好前阵子做“豆馅年糕”的时候有些用剩的材料。
成歩堂:アズキじゃないか!
成步堂:那不就是红豆吗!
真宵:で、いい香りになるまで煮こんだワケ。
真宵:接着、就把它们炖煮到散发出香气为止。
春美:あ‥‥いえ、真宵さま。“煮る”ではなく“煎る”だったのですけど。
春美:啊……不是的、真宵大人。不是“炖煮”而是“焙炒”(※)才是。
真宵:あれ、そうだったの? ‥‥それで、次はなんだっけ?
真宵:啊咧、是那样的吗? ……那、再下一个步骤是什么?
春美:はい。‘よくスリつぶし、练りあげ、
砂糖とカカオバターを混ぜて冷やすべし’‥‥です!
春美:下一步是。
‘仔细将材料磨碎、呈现膏状,再混入砂糖与可可脂拌匀后冷藏’……这样!
真宵:うん! だから、スリ溃して、练りあげて、冷やしたワケ。
砂糖と寒天を混ぜて‥‥
真宵:嗯! 所以我们就把材料磨碎成泥状、等它冷却。加进砂糖还有寒天……
成歩堂:待った! ‥‥“かんてん”‥‥?
成步堂:等等! ……“寒天”……?
真宵:マッタク。いきなり“カカオバター”なんて言われても困るよねー‥‥
でも、こないだ“ミルク寒天”作ったときにあまったヤツがあったから。
真宵:真是的。突然说要用到“可可脂”也很让人伤脑筋呢——……
不过,前阵子做“牛奶寒天”的时候还有用剩的材料,就用那个了。
御剣:着実にできあがっていくな‥‥“练りヨーカン”が。
御剑:于是“练羊羹”就这样逐步完成了呢……。
成歩堂:そりゃ、つまみ食いもするだろ?
まさかそれが、バレンタインのチョコだとは思わないし。
成步堂:所以啦、这不就会不小心偷吃了吗? 天知道那个会是情人节的巧克力。
真宵:うううう‥‥
真宵:呜呜呜呜……
春美:わたくしが悪いのです。
‘なんだか违うような’とは思いつつ、どうしても言い出せなくて‥‥
春美:一切都是我不好。
明明途中一直觉得‘好像有哪里不对劲’,却怎么也无法说出口……
真宵:まあ、あたしもね。‘绝対コレ、违うよね’とは思いつつ、
なんだか引っこみがつかなくて。
真宵:嘛、其实我也觉得。一边想着‘这个绝对搞错了吧’、却怎么也停不了手。
成歩堂:ぼくとしては。
‘そこで引っこんでくれればよかった’としか言いようがないね。
成步堂:在我看来。也只能说‘要是妳们能在那个当下住手的话就好了’。
御剣:‥‥ちなみに。この“おしるこ”はなんなのだろうか。
御剑:……顺带一提。这个“红豆汤”又是怎么一回事呢。
成歩堂:いや。これがチョコだって言い张るから、つい言い争いになってさ。
成步堂:哎呀。因为真宵一直坚持这个羊羹是巧克力,说著说著刚才就吵了起来。
春美:なるほどくんが
‘じゃあ、コーヒー豆のかわりにアズキを砕いてお汤で煮出したら
コーヒーになるのか’とおっしゃって。
真宵さまが‘理论的には、かぎりなく近いものになるはずだ’と‥‥
春美:成步堂哥说道‘那难不成妳把咖啡豆换成红豆、磨碎泡过以后还会变成咖啡吗’。
真宵大人就回说‘理论上来说、应该会变成极为相似近的东西’,结果就……
真宵:ちぇー。みつるぎ検事ならダマせると思ったのになあ。
真宵:呿——。我还以为对象是御剑检察官的话、多少可以瞒过去的才是。
御剣:‥‥なぜ、そこまで见くびられているのだ。私の味覚は‥‥
御剑:……为什么、我的味觉会被如此小看呢……
真宵:まあ、そんなワケで。まだたくさんありますから、たんと召しあがれ。
その、ヨーカ‥‥あややチョコを。
真宵:嘛,就是这样囉。因为还有很多,就请尽管享用吧。那个羊……不对是巧克力。
成歩堂:おかわりもあるぞ。その、おしる‥‥いやコーヒーも。
成步堂:饮料要续杯的话也还有喔。那个红豆……不对是咖啡。
御剣:‥‥结局。私は何を食べ、何を饮まされに来たのだ。
御剑:……结果。我到底是为了吃什么和喝什么而来的啊。
本篇连载时间:2020/02/13
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煮る(にる); 煎る(いる):日文发音近似故双关
niru iru
迟来的事务所系列第四回。
若有误译之处、还请板上各位先进不吝赐教!