高野亜纪(菅野美穂)は、憧れのタワーマンションでの生活をスタートさせたものの、
タワマン主妇独特の奇妙な‘ルール’や‘ヒエラルキー’に驯染めず、ストレスを抱え
悩んでいた。
唯一心を许せるのは、一つ上の阶でフラワーアレンジメント教室を开く优しい隣人・佐
々木弓子(松嶋菜々子)だけ。だが、弓子は秘かにマンション中の监视カメラをハッキ
ングし、大量のモニターを置いた自宅の一室で监视を缲り返している、谜の女だった。
一方、幼児が次々に诱拐される“ハーメルン事件”はさらに続いていた。
“狙われるのは子育てをおろそかにする母亲”だという报道を闻いた亜纪は、“犯人が
理解できない”と弓子に话す。弓子は、冗谈めかしながらも“犯人の気持ちが少しわか
る”と口にする。弓子にすっかり打ち解けた亜纪だったが、彼女の隠された姿にはまだ
気付いていない…。
一方、亜纪の夫でケータリング会社に勤める健一(田中直树)は会社での成绩不振に悩
んでいた。そんな折、マンションのバーで偶然出会ったのが阿相武文(津田寛治)。彼
はイベント会社を経営する社长であり、マンションの50阶に住むセレブ主妇のボス・寛
子(横山めぐみ)の夫なのであった。健一は武文との出会いにビジネスチャンスを感じ
る。
ボスママ・寛子の强引な押し付けと、夫・健一が“阿相から仕事を得るため”という恳
愿によって、妊妇を祝うパーティー“ベビーシャワー”の干事を引き受けることに。
“ジャグジーでフロシャン”“ダイパーケーキ”など闻いたこともない内容に呆れつつ
、あまりの作业量の多さにプライベートの时间はすべて准备に忙杀され、心が折れそう
になる亜纪。だが、会社での成绩挽回のために、そのパーティーで自社のケータリング
食品を売り込みたい健一は、“もっと顽张れ”と空気を読まない。
そんな亜纪のもとを、古い幼驯染で今は体操教室のコーチをしている生方航平(岩田刚
典)が访ねてくる。
生方の优しい言叶に思わずホッとして、笑颜を见せる亜纪だったが…
そんな二人を远くから见つめる目があることに、亜纪は気付かない──