ルフィ达に别れを告げ、本の牢屋から涙を浮かべ出ていくプリン。
プリン“おいプリン!!”
ナミ“待って!!”
栞を手に取るモンドール。
モンドール“気安く声をかけるんじゃねェよ”
ルフィ“うるせェ!! アイツは俺たちの友だ…ムガッ”
慌ててナミがルフィの口を塞ぐ。
ナミ(駄目よルフィ!!)ヒソヒソ
(プリンが私达に手を贷したなんてバレたら…それこそビッグマムはプリンを许さない!
!)
ルフィ“……!! でもよナミ!!”
ナミ“いいから!!”
モンドール“あぁん…? 訳の分からねェ奴だ”
“そこで大人しくしてろ”
“…ママの”饵”になるまでな”
栞を引き抜くと、そのままモンドールは本を闭じてしまう。
“开けろ~~~!!!”
本の中からルフィの声が响く。
“出してくれェ!!”“ギャアアアーー!!”
部屋中の本から声が响いている。
モンドール“…うるさくてかなわんな、ここは”
アマンド“私には居心地がいい部屋だ”
ガレット“あたしも♡”
その横を泣きながら横切っていくプリン。
オペラ“…ん、何で泣いてるファ?”
回りに言叶をかけることもなく囚人図书室を后にするプリン。
【本の中】
ルフィ“胜手なこと言いやがって…!”
ナミ“でもあの娘、ローラを慕ってたって言ってたもんね…”
ルフィ“…アイツ、ホントに家出するつもりなのか…”
ナミ“サンジ君の家系が本物の”ジェルマ66”なら…この政略结婚はビッグマムにとっ
ては重要なはず…”
“このままじゃプリンが…!”
【サンジの居室】
摘み终えた花を花瓶に移し、テーブルをセッティングするサンジ。
备え付けのキッチンで红茶を淹れている。
そこでタイミングよくフィナンシェが焼きあがる。
プリンとティータイムを过ごそうと张り切るサンジ。
ドンドンドン!!
忙しなくドアをノックする音。
给仕“プ、プリン様はいらっしゃいますか!?”
给仕がドアを开けるなり部屋を见回す。
サンジ“?”
“いや? 今呼びに行こうかと思っていたところだ”
给仕“じ、実はこんな置き手纸が…”
‘ママへ’
‘今までありがとう’
‘でもどうしてもサンジさんと结婚する気にはなれません’
‘私の最初で最后のわがままです’
‘どうか捜さないでください プリン’
青ざめるサンジ。
サンジ“プリンちゃん…どうして…”
‘私との结婚は地狱にはさせませんよ’
手纸を握りしめ、部屋を飞び出すサンジ。
サンジ(こんなの、ビッグマムが许すはずがねェ…!!)
(いったいどうなってる…?)
城内を走るサンジを别室の窓から见つけるニジ。
ヨンジ“何やってんだアイツは”
ニジ“マリッジハイってやつか”
“かか、案外乗り気じゃねェか!”
おかしそうに大笑いしているニジとヨンジ。
【镜の世界(ミロワールド)】
モンスターポイントでブリュレを一撃で葬り去るチョッパー。
ブリュレが気を失うと同时に周囲の镜が割れはじめ、外の世界の光がさしこんでくる。
モンスターポイントからもとに戻った动けないチョッパーをキャロットが抱き抱え、脱
出に成功。
キャロット“やったよ!チョニキ!!”
全身疲労のチョッパーとキャロットは颜を见合せ安堵の表情を见せる。
チョッパー“とにかくルフィ达を探さないと”
场面かわり、荷物を抱えてフードを被り街を歩くプリン。
街は结婚式をひかえ歓迎ムード。
あちこちに‘祝・プリン様’の看板が。
プリンはフードをさらに深く被り、どこかへと足早に歩いていく。
更に场面かわり、ホールケーキアイランドに一只の海贼船が入港してくる。
“ホントに懐かしいわね。何年ぶりかしら…”
数人の部下を引き连れ港に降り立つ一団。
“プリンが结婚するって本当かしら!? 随分大きくなったでしょうね”
“それにしてもママは何で招待状の一つも寄越さないのかしら”
手下“ローラ船长! 全员下船で!?”
ローラ“もちろんよ!”
“アンタたちもママに绍介しないとね!”
騒ぐ手下たち
“ヒャホー!!”
“麦わらさん达にも会えるぜ!!”
“大恩人に挨拶の一つもしなきゃな!!”
ローラ“不思议な縁よね、全く”
【続く】
ワンピース(Onepiece) 850话 ネタバレへ続く