高速バス、本数が日本一多い路线はどこか 鉄道を圧倒する高频度运行、その利用実态
は
https://trafficnews.jp/post/80284
全国で毎日1万5000便以上が运行されている高速バス。1日に100往复を超える路线もあ
ります。运行本数が最多の路线はどこでしょうか。そして、それはどのような人が利用
しているのでしょうか。
本数最多路线は、日中およそ10分间隔
高速バスの年间输送人员(延べ利用者数)はおよそ1亿1500万人(2015年度)、全国
で毎日1万5000便以上が运行されています。このうち夜行路线の比率は约1割にすぎず、
そのほとんどは、より短い距离を昼间に高频度で运行する昼行路线です。
それでは、1日当たりの运行便数が最も多いのは、どの路线でしょうか。
それは、西日本鉄道(以下、西鉄)が运行する福冈~小仓间で、1日に最大121往复も
运行されています(経由地が异なる4系统合计)。仅差で、西鉄と九州产交バスが共同
运行する福冈~熊本间の最大104往复(福冈空港~熊本を含む)が続きます。首都圏で
は、ジェイアールバス関东/京成バス/関东鉄道が共同运行する东京駅~鹿岛神宫(茨
城県鹿嶋市)间の82往复が最大です。
121往复といえば、24时间で単纯に割ると1时间あたり约5本です。深夜时间帯には运
行されていませんから、日中はおおむね10分间隔で运行されていることになります。こ
こまで高频度ではなくとも、片道2、3时间程度の距离で、かつ1日を通して一定の间隔
で运行される昼行路线が、高速バスの典型だといえます。
新干线开通で高速バスのシェア上升? 特急列车を圧倒した路线も
前出の福冈~小仓や福冈~熊本のほか、たとえば东京~水戸(3ルート合わせて41.5
往复)や东京~松本(24往复)などは、鉄道(新干线や特急电车)と竞合する路线です
。このうち福冈~熊本の高速バスは、九州新干线が2011(平成23)年に开业してからさ
らに利用者が増え、増便しています。竞合相手が在来线特急から新干线に変わったこと
で料金が上がり、安い回数券も廃止され、また便数も减ったことで、以前よりも高速バ
スのシェアが上升したのです。
先にあげた东京駅~鹿岛神宫は兴味深い路线です。同区间には2015年まで特急电车が
运行されており、分类でいえば“鉄道との竞合路线”でした。しかし、1989(平成元)
年の开业当初はわずか6往复だった高速バスが82往复まで増便を缲り返す一方で、特急
列车は廃止され、现在では“高速バスがメインの交通机関”という位置づけに変わって
います。
“鹿岛神宫行き”というと、神社にお诣りに行くための路线のように思うかもしれませ
んが、利用者の多くは茨城県の鹿行(ろっこう)地域(鹿嶋市や潮来市など)に住む人
たちです。沿线には鹿岛临海工业地帯が広がっており、东京とのあいだではビジネスの
往来も相当あります。とはいえ、特急列车の场合は1编成で何百人と乗车することを想
定しているため、需要量を鉴みれば日に数往复程度しか设定できません。これに対し、
1便あたり40人程度で満席になる高速バスなら高频度に运行することができるので、忙
しいビジネスパーソンの移动にも高速バスの方が向いていたのです。
このほか、37往复が设定されている东京~驹ヶ根・饭田(长野県)や、70往复の大阪~
徳岛(いずれも竞合各社合计)といった区间も、鉄道であれば远回りになったり乗り换
えが必要だったりするので、“高速バスがメインの交通机関”という位置づけになって
います。