[星屑] ‘Nein’听后心得(日文+有雷)

楼主: omomuki (趣)   2015-04-23 00:36:01
4/21迅速到新宿animate把21公分立方体的第九地平线DX盘搬回家,
然后就开始听了~
截至发文的现在已经loop了不下五次,
但实在没有自信能在演唱会前听熟Q Q
以下是个人听后感想,以日文写成,有雷慎入。
文长注意。
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     は
     纺
     が
     れ 
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【全体を通して】
これまでの地平线の平行世界。
“この悲剧の中から幸福な结末を导いてみよう”という歌词が示すように、
それぞれの悲剧を迎えた主人公达は、《遮光眼镜型情报端末》により、
悲剧を左右する《因子》を否定され、
その结果、比较的に幸せな道を歩むことができた。
しかし、幸せというものは、《平凡》をも意味する。
これまでの地平线の登场人物の魅力は、その《非凡さ》にある。
みなそれぞれの信念・执念・揺るがぬ爱情や恋心・执着心を持っているからこそ、
悲剧の主人公たり得たのである。
悲剧から幸福な结末を导く为の、
そのような《非凡さ》を否定する必要がある。
各曲で否定された谜の文字列“ad921d60486366258809553a3db49a4a”は、
“执着”“执念”“非凡さ”“英雄性”“主人公性”
といった概念に该当するでしょう。
言うまでもなく、今回の‘Nein’はあくまでも“原作ありき”の作品である。
过去の地平线を踏まえてこそ成り立つ作品である。
もし过去の地平线の主人公达が最初から今回のようなルートを
选んでしまっていたら、
それらの地平线の魅力も无くなるわけである。
《観测者》であるローランの视点から言えば、
“悲剧”が既に其処に在り、それらの悲剧に魅了され、
哀しみ、怜れみ、悲叹しているからこそ
“平凡にして幸福な结末”を望むのである。
ひょっとしたら、“平凡でも良いから幸せにおなりなさい”という、
Revoからローラン达へのメッサージュ、という捉え方もできるかもしれない。
そういう意味で、今回の作品は10周年记念に相応しいものであると言える。
これまでの地平线を振り返り、幸福な结末を幻想するのと同时に、
新たな谜を残し、それらの谜を踏まえて次なる地平线へと展开してゆく。
以下、各曲の感想に入る。
【槛の中の箱庭】
今回の地平线の基调を决めるリード曲。
《主》(差し诘め地平线の王者=Revoという认识で良いかと)
が纺いだ悲剧から、幸福な结末を导くという旨。
“事象を否定する地平”という歌词からも、
今回のテーマとも言えるキーワードは“否定=Nein”であると言える。
ただ、この曲の“ワタシ”とは一体谁なのかは不明。
后に続く各曲の初めのメッセージの“ワタシ”とは同一人物だから、
差し诘め“便宜上R.E.V.O”
(=《遮光眼镜型情报端末》搭载の人工知能)といったところかな。
【名もなき女の诗】
第一の地平线‘Chronicle’、“诗人バラッドの悲剧”“辿りつく诗”の平行世界。
诗人バラッドは女王の美貌を称えよと命じられ、
それに逆らわなかったため、存命した。
バラッドの恋人、诗人ルーナは旅の途中で倒れ、パン屋の亲方に拾われ、
そこで心机一転、バラッドのことを忘れ、パン屋で働き始め、
“平凡な幸福”を手に入れた。
この曲も所々笑いのネタが仕込まれていて、
“パンなら売るほどあるんだ”
(_ _).。o○(まぁパン屋っスからね)ってところめっちゃ笑った。
“ウチのパンで皆の腹をパンパンにしてやるぜ”
“捏ねる→捏ねる→捏ねる→寝る”などのダジャレにも凄くツボった。
あ、ルーナが倒れてパン屋に运ばれたところの読めない歌词が
全部は闻き取れないのでどなたか助けてッ!
【食物が连なる世界】
第二の地平线‘Thanatos’の平行世界。
‘Thanatos’自体にはあまり详しくないけど、
この曲でタナ子の过去が补完されているのではないかと。
タナ子は少食で野菜しか食べない(拒食症かな?)割に巨乳なので、
よく虐められていた。
タナ子を庇ってくれた“月のように优しい微笑み”の少女が居たが、
それも结局自己満足に过ぎず、
タナ子に想い人を夺われるかもしれないという危険を察知した瞬间、豹変した。
里切られたタナ子は人间不信になったが、そこで爱してくれる男と出会い、结ばれた。
しかし二人の间に产まれた子は先天的な障碍によりすぐに亡くなった。
悲哀の渊に陥ったタナ子だが、夫の励ましにより立ち直り、拒食症を治し、
摂食することで生への肯定を取り戻した。
“否定する食への执着に比例する生への嫌悪感”
因みの食物连锁の絵の読み方は
“草を喰む虫は呑まれ、その蛙を呑む蛇も喰われ、
その鸟を喰う鹰は空をどこまでも高く自由に飞び去った、
远くで鸣り响いた铳声、屠った彼もいずれは死して土に还る、
彼らを繋ぐ锁で编んだピラミッドには胜者など谁もいないと…”である
これ…覚えられるのかな(汗)
【言えなかった言の叶】
第三の地平线‘Lost’、“ゆりかご”の平行世界。
私は‘Lost’にもあまり详しくないので言えるからが限られているけど、
“彼女”(名前あるっけ?)は自分の子供を助けた医者が好きになったけど、
その“好き”という言叶が最后まで言えなかったようである。
それでも“彼女”は爱した人々が亡くなった“世界”と
向き合うための勇気を手に入れるため、
努力することを决意した。
“哀しみは缲り返す、波の音色に???”←ここは闻き取れない谁か助けてー
最后の英语の手纸、医者の母から医者への手纸だって说があるけど、要考察だな。
【憎しみを花束に代えて】
第四の地平线‘Elysion’、“StarDust”の平行世界。
ルナに恋人を夺われたステラ(スタダ子の名前?)は理性を失わず、
男を杀さなかった。
执着が“ワタシ”に“否定された”からか、
この世界のステラの生き様は非常に强かなものだった。
そんな彼女はデザイナーのジノと出会い、
それがきっかけで自分が同性爱者になった(?)ことに気付いた。
そした过去に父亲から家庭内暴力を受けたってことも明かされた。
ステラはルナが好きになり、その后もモデルの后辈が好きになり、
“缲り返し恋に落ち恋に破れ”たが、
やっと《异性とか同性とか报われるとか报われないとか
细かい打算は舍て置きさておき正直に人を爱するこの生き方》
──“自分”が好きだということが分かった。
その后ステラは児童虐待防止団体への援助仕组を作り、
社会にも役に立てる立派な人になり、
自分らしく生の荒野を、爱の荒野を生きれば良いことを悟った。
この曲は今回のアルバムで一番好きな曲かもしれない。
百合もあるしこれ以上萌えるものはない←
勿论それだけではないけど。
ステラのこの世界での生き様に凄く共感できたってところもあって。
异性爱といい同性爱といい、まずは“自分”が好きじゃなければならないんだって。
“女の闘いは 恨み妬み嫉み络み 爱と友情の歴史”というフレーズも凄く好き。
思えば“食物が连なる世界”のタナ子とその伪善の少女といい、
“Sacrifice”のサクリ子と村の女达といい、
サンホラの作品(サンホラに限らないけどね)で、
女はよく嫉妬深く、男を夺い合う为に互いに啀み合う生き物として描かれている。
しかしこの曲ではそれとは全く异なる観点で女同士の関系性を描いており、
そういうところが非常に良かったと思う。
曲の最后の一节、“何故に人间は偏见という槛の中を抜け出せない”というのは、
私には非常に痛烈な叫びのように见える。
ステラ自身が家庭内暴力被害者であると同时に同性爱者でもあり、
偏见を持たれ差别されることもさぞかし多々あるだろう。
因みにストコンの“蔷薇のチャリティブローチ”が
この曲の児童虐待防止団体への援助らしい。
【西洋骨董屋根里堂】
このアルバムの始まりと见て良さそうだ。
迷子になったノエルが“西洋骨董屋根里堂”という店に迷い込み、
そこで《遮光眼镜型情报端末》を手に入れた。
内容としてはこんな感じだけど、
《记念すべき13人目のお客様》とか《然るべき刻が访れたら》とか、
不吉な予感しかしない…
最后の“FLOWER ASATO”が何を意味するかも不明…
【涙では消せない焔】
第五の地平线‘Roman’の平行世界。
物语の背景がフランスなだけに、フランス革命のことが描かれている。
将军に続くってやつもこの曲で。
ヴィオレットとオルタンスが逆となっていることが何を意味するか、
人形を贷した少女が谁なのか、不明な点が多い。
この世界ではママンをイヴェールを孕めなかった。
それでも彼に“《平和な时代、豊かな国、爱してくれる人》を见つけたなら、
何时か、产まれておいで”とメッサージュを残した。
……それで产まれてきたのがノエルってことか。
平和な时代、豊かな国。一応“现代日本”がそれに该当する。
【爱という名の咎】
第六の地平线‘Moira’の平行世界。
メロディが非常に好き。
この世界では、エレフがミーシャ救出に成功し、ミーシャは犠牲にされなかった。
逃げ出したエレフとミーシャは南に赴き、
何処かの小さい岛でバカップルが如く二人っきりで生活するにした。
──正义も伦理も、巫女としての责务も、
英雄としての宿命も、何もかも投げ舍てた。
流浪の途中に奴隷市场を通ったこともあったが、
奴隷达を助けることはしなかった。
二人は“平凡な幸福”“平穏な生”を选んだのである。
この世界ではスコーピオンがレオンティウスを屠り、その雷枪を夺い、
そしてオリオンをも葬り、やがて世界の王になったらしい。
しかしそれは、平凡な幸福を选んだエレフとミーシャとは関系の无いことだった。
ただ、斯くして隠遁生活を选んだエレフとミーシャは、
いつか自分达の両亲と同じように野心家に见つかり、
杀されることになる可能性があるかどうか、兴味深いことではある。
また、エレフとミーシャは多分近亲相奸确定?
“伦理”も投げ舍てたと言っているから、そういう捉え方もできるかと。
【忘れな月夜】
第七の地平线‘Marchen’、“磔刑の圣女”の平行世界。
エリーザベトはラインプファルツの求婚を拒まなかったが、
结局子供が产めなかったため离婚を命じられた。
それでベトの兄は激怒し、彼女を追放した。
追放されたベトは修道院(?)に入り、孤児达の世话をして、
そこで新たな人生価値を见つけた。
圣女でも魔女でもなく、
唯の《同じ生の哀しみを抱いた隣人を爱する一人の人间》になった。
この世界ではベトが磔にされなかったため、メルとは勿论会えず、
よってメルも救われず、
今のところまだ何処かでエリーゼと共に复讐剧を缲り返しているだろう。
ただ、それもやはり、この世界のベトとは関系の无いことだったのである。
【轮∞廻】
ええと…谜が多いので取り敢えず飞ばす。
“3896512107114”という数字列は曲の顺序を意味し、
“しあわせにおなりなさい”という11文字の伝言を导き出すって
ことだけ记しておく。
【最果てのL】
“最果てのL”=“最果てノエル”
《遮光眼镜型情报端末》を通して“异なる可能性”を见たノエル。
“ワタシ”はノエルの悲惨な过去をも否定しようとしたが、
ノエルはその“否定という行为”を“否定”した。
ノエル自身も不幸の过去を抱えているけど、
それでも祝贺祭で会ったローラン达から勇気をもらい、
自らの人生を否定しないことにした。
それを受けて、“R.E.V.O”が“星空の诗”を创り、ノエルに返答した。
“R.E.V.O”は人工知能であるにも関わらず、
此処で既に《気持ちと呼ばれるモノ》を持ち、
自らの存在意义を考えられる存在ににった。
人工知能がもしこのように感情を持ち、思考でき、创造すらできるのであれば、
それはまだ“人工知能”と言えるかどうか、というSFの典型的な课题。
ローランとしてこの曲で本当に涙腺崩壊寸前だった。
“ローラン・ローラン”“あのばしょ”で祝贺祭の思い出が再び苏り、
こっちの世界と向こうの世界が繋がっているという実感を赍す。
Revoマジすげっ。有り难う。
と、长文になってしまった。まあ、予想はしていたが…
一言で言うと、今回の地平线は本当にすごいと思った。
メロディも良いし、歌词も良いし、物语性はやや薄いけどそれでも感动的だし、
随所に镂められた駄洒落も凄く面白い。
歌词册子の最后の页には

《第九の物语解釈》は《正解》などではなく、
唯の《理念》を表す《模型》のひとつに过ぎない

と记されているが、そこもまたサンホラらしい。
そして、

《十年》の歳月も瞬くが如き《刹那》に他ならず、
《世界》を生み出し続ける《神々》の旅は、未だ始まったばかりである…

とも记されている。
取り敢えずSound HorizonもRevoもまだ歩み続けるだろうと安心した。
そして私もローランとしてどこまでも付いていくのだろう。
作者: ty95768 (清しく正しくお宅)   2015-04-27 14:09:00
那4只猫名字大写部分接起来就是薛丁格
作者: tamaxd (塔瑪鈴薯)   2015-04-23 00:59:00
在百度看到有人把pico magic reloaded的槛の中の花的歌词找出来。说Michelle变成老太婆的尸体被发现的时候,一起被发现的少年尸体也是13人…。好喜欢涙では消せない焔…虽然里面有很多Michelle的感觉w
楼主: omomuki (趣)   2015-04-23 01:49:00
嗯,所以有人认为Noel最后会变成第13具尸体,这真的毛毛的XD 涙では消せない焔我也很喜欢~
作者: rockmaxdash (GOU)   2015-04-23 07:49:00
ASATO="朝と"夜 之类的
作者: helen112986 (但愿睡到自然醒)   2015-04-23 09:25:00
我也好喜欢花束!S子真是时髦又善良的大姊姊>///<
作者: terasono (Alice in Underworld)   2015-04-23 10:46:00
flower 那个是那首一开始梶裕贵在跟Noel指路说到的看到某某看板就往哪走之类的
楼主: omomuki (趣)   2015-04-23 11:56:00
tera大>仔细听了一下真的有欸~之前没听清楚XD 多谢!
作者: loesoo (小柳)   2015-04-23 19:44:00
‘地平线の登场人物の魅力は、その《非凡さ》にある’なんという感慨深いね。。。确かにSHの音楽を闻くと、それぞれの物语より心が揺れている。もしその非凡さがなくなったら、感动そのものも无くなったでしょう。やはり领主の人生観は“ミラは戦わぬ人に笑ってないね”

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