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短期集中表纸连载 第二十三弾
押し挂け麦わら大船団物语Vol.4 キャベンティッシュ编
‘人気ありすぎの罪でわずか74人の部下と
わずか5亿ベリーを渡され国外追放されたドン底人生’
ヨルルが振り下ろした剣を片腕で叩き割るリンリン。
■巨人の刃に胜る腕…!!
ヨルル“!!?”
惊くヨルルの长いヒゲをリンリンが掴む。
白目のリンリン“フー”
“ウー…!!”
カルメル“やめなさい!!!! リンリン!!!”
ヨルル“おお!!”
リンリン“セ~~~~”
“ム~~~~~!!”
“ラァ~~~~!!!”
ドスゥゥゥン
ヨルル“!!!?”
カルメルの叫びも空しく、地面に叩きつけられるヨルル。
兜の角が折れ、白目を剥いたヨルルがドプッと血を吐き出す。
よだれを垂らすリンリンの狂気の表情に、思わず戦栗するカルメル。
巨人たち““滝ひげ”様ァ!!”
“きゃあ───!!!”
“ヨルル様ァ~~~!!!”
その场に倒れるヨルルを背にし、歩き始めるリンリン。
“セ~~ム~~ラァ~~~!!!”
慌てるカルメル“リンリン!!”
近くにいた女巨人に駆け寄る。
カルメル“セムラを用意できる!?”
女巨人“村の食料库に冬至祭用のが…”
巨人たちがリンリンを取り押さえる。
“リンリンを取り抑えろ!!”ガシッ
リンリン“アア”~~~!!”
巨人“村の火を消せ───!!”
一方カルメルは燃え盛る村の前へ。
子供たち“マザー何してるの!?”
カルメル“下がっていなさい!!”
子供たち“危ないよー!!”
カルメル““ゲブーア””コポポ…
掌からソウルのようなものが抜け出していく。
子供“マザー!!”
“マザー!!”
“あつ!!”
そのソウルを火に放つカルメル““ツターク”!!!”
子供たち“マザー!!”
“あつ!!”
“何だアレ”
カルメル“声を与える”
燃え盛る炎に、まるで魂が宿ったかのように颜が现れる。
火“…………”
カルメル“従いなさい……!!”
子供たち“火に颜が…!!”
“え~~ん!!”
“悪魔みたい…!!”
カルメル“お前の名は”
““パンドラ”!!”
巨人达が慌ててセムラを运ぶ。
“急げ!! リンリンにセムラを与えろ!!”
至福の表情でまたセムラを食べ出すリンリン。
カルメル“静まれ!!”
カッ
みるみる炎がしぼみ、ついには消えてしまう。
巨人“!!?”
“!!!”
“マザーが…”
そして残ったのは小さな太阳。
“ハイマザー”
巨人“奇蹟を…”
カルメル“…いいえ”
“太阳の神が…全てを治めたのよ”
村が镇火すると同时に、腹いっぱいになったのかリンリンが倒れるこむ。
巨人“…………!!”
ヨルル“裁け…アレを子供と思うな…!!”
巨人“ヨルル様!!”
“手当を急げ!!!”
さらに山ひげも登场。
寝ているリンリンへ、涙ながらに剣を突きつける。
巨人“山ひげ様!!”
山ひげ“リンリン…!!”
リンリン“くかー”
何も知らず、すやすやと眠るリンリン。
慌ててマザーがリンリンの前に立ちふさがる。
カルメル“どうかお慈悲を!!”
巨人“!!?”
山ひげ“…止めるのか!? カルメル”
“ヨルルは300年…共に戦った戦友…!!”
“…この歳じゃ…奴はもう助からん……!!”
“长生きではない…!! 死に様なのだ 戦士とは!!!”
“……!! 许される道はない”
カルメル“わかっれいます…!!”
“でも许されなくても リンリンは他の子同様全てに见放され‘羊の家’に行きついた
怜れな子”
“私が见舍てるわけにはいかないのです!!”
山ひげ“!!!!”
カルメル“私が…!! このコを连れて”
“ここを出ていきます!!!!”
巨人“!!!”
“カルメル!!!?”
ハイルディン““山ひげ”様 リンリンを杀してくれ———!!”
“エルバフの夸りはどこへ行ったんだ!!”
“ハイルディン!!”剣をもったハイルディンを慌てて巨人たちが止める。
涙の山ひげ“ならば早くわしの目の前から 消えてくれ…!!”
リンリンが起き出す“!”
ナレーション:
巨人族の英雄ヨルルは死んだ──
‘リンリンという悪神’
‘カルメルの奇蹟’
この日起きた出来事は──
涙目のリンリン“あれ? なにかあったの?”
“滝ひげ様死んだの??”
巨人“!!!”
リンリンに怒りの表情を向ける巨人たち。
ナレーション:
世界にわずかに点在する巨人族の国々にもつぶさに知れ渡った──
巨人族の船をもらい、海へ出るカルメルたち。
ナレーション:
マザーと离れる事を拒む‘羊の家’の子らと
今や巨人族の目の敌シャーロット・リンリンを连れて
マザー・カルメルはエルバフを后にする
──新しい‘羊の家’での暮らしが始まった
エルバフとは违う巨人の国に辿り着いたカルメル。
巨人たちに手伝ってもらい、立派な木の家が完成。
巨人“これでいいか?”
カルメル“充分よ”
巨人“──正直リンリンの颜はもう见たくねェが”
“あんたは巨人族にとっても‘圣母’さカルメル”
“いつでも頼ってくれ…!!”
カルメル“ありがとう…”
ナレーション:
──つのる子供达の不安を取り除こうと…
カルメルは一层笑颜に努めた
数日を数える顷にはもういつも通り──
リンリン“まてまてー”
子供たち“きゃーリンリンに杀される——”
ナレーション:
‘羊の家’には子供达の笑い声が响いていた
‘羊の家’の评判はこうだ
いかなる问题児も‘圣母(マザー)’が奇蹟の力で更正し
良き里亲にめぐり会う──
カルメルが世界政府の役人と话している。
役人“──まさかエルバフを出るとは”
ボッと火を点けるカルメル“そうしてでも“あのコ”を手放したくなかったのさ”
“よく考えな!”
“5歳にしてエルバフの村を半壊させる程の逸材だよ!!”
役人“……しかしこの额は…”
カルメル“出せねェ筈ないよね?”
“海兵なら将来の‘大将’‘元帅’クラス”
“CP(サイファーポール)なら天竜人达の最强の盾となるだろう”
““ガキ売り”稼业50年”
“ウチにしたって歴代最高の商品だ!!”
“37年前海军と一芝居うってエルバフに潜り込み”
“海军初の巨人の海兵ジュン・ジャイアントが诞生したのもアタシのパイプがあってこ
そ!!”
“‘羊の家’でずーっとガキ共をダマし続け”
“2年に1度イキのいい身なし子を政府に売ってあげてる”
“谍报部员にうってつけだろ? 身なし子は足がつかない”
役人“わかった!! わかったよ!!”
“金は何とかする”
カルメル“当たり前だよ…‘圣母’演(や)んのも楽じゃねェんだ!!”
“これを机に…ボチボチこの稼业から足を洗おうと思っててね”
“最后の商売だ…キッチリ払ってもらうよ!!”
【身なし子売り マザー・カルメル(闇の名:山姥)】
そして羊の家に戻ったカルメルはいつも通り优しい笑颜。
カルメル“ウフフ♡ 今日は何のお歌を歌う!?”
子供たち“ビンクスの酒~~~♡♡”
カルメル“まぁーそれは海贼达の呗よ?”
子供“そうさおれ达いつか海贼になるんだ!!”
カルメル(お前らは政府に売り飞ばすがな!)
“そう カッコイイわね♡”
そして羊の家での日々は过ぎ…
子供たち“せーの”
“诞生日っ!!!”
“おめでとう~~~!! リンリン~~っ!!!”
セムラを积み上げて作ったケーキにリンリンは涙と鼻水とヨダレを巻き散らして喜んで
いる。
リンリン“わ————っ!!”
“ありがとう——!! みんな~~!!”
子供“リンリンの大好物セムラを积み上げて みんなで作ったクロカンブッシュだぞ~
~!!”
“おいしくできたかな~!!”
“お茶会しよう!!”
リンリン“お茶会~~?”
“クロカンボッシュっていうの~? おいしそ~!!”
子供たち“いっぱい食えよ!!”
“たべてたべて♡”
リンリン“うん!!”
ナレーション;
ある日マザー・カルメルは
リンリン“いただきまーす!!”ばくばく
“え~んうれしいよ~~♡ おいしいよ~~♡”ムシャムシャ
子供たち“红茶いれよう”
“すげー食いっぷり!”
“たくさん食えよリンリン”
ナレーション:
突如姿を 消してしまった
──それは人生で一番楽しかった
リンリンの诞生日──
涙を流しながらセムラを頬张るリンリン。
カルメルも笑颜を见せる。
ナレーション:
境遇の似た大好きな‘羊の家’の仲间达
大らかで优しい大好きなマザー
みんなの笑颜に囲まれて
大好きな甘い甘いバースデーケーキを食べると
リンリンは涙が止まらなくなった
なんて素敌な日…涙で前が见えなくなった
“お~~いちぃ~~♡♡”
リンリンの大声に掻き消される悲鸣のような声。
“うええええ~ん!!”
“ああああ”
ナレーション:
今日はなんて素敌な诞生日!!
リンリン“はー…幸せ♡♡”
“ムチューで食べて…机までカジっちゃった♡”
“ウップ”
“みんな本当にありがとう!! おれ一生今日のこと…ずーっと……!!”
ばん!!
ケーキはおろか、目の前に并べられてたハズの机もイスも、子供たちの姿も一切无くな
っていた。
そしてカルメルも…
リンリン“…………!!”
“あれ?……みんな?……マザー?”
ナレーション;
ある日マザー・カルメルは
リンリン“どこにいったの…?”
ナレーション;
突如姿を消してしまった
引きちぎられたカルメルの洋服が地面に転がっている。
リンリン“あれ?”キョロキョロ
“あれれ?”
“どこ?”
“みんな…家の中?”
(一人にしないでよ!)
家の中をのぞくが、谁の姿もない。
(どこなの?)
(ねぇ…マザー)
(どうして急に…)
(いなくなったの?)
【回想终わり】
割られたマザー・カルメルの写真と、叫ぶビッグマム。
ルフィ“ぐ…!!”
ビッグマム“どこへ行ったの!!?”
“マザァ~~~~ッ!!!!”ドン!
■咆哮は想定以上…!!? 暗杀作戦、続行(コンティニュー)——!!
ワンピース 868话 ネタバレへ続く!