扉絵:世界の甲板から 5亿の男编
Vol.19 “鱼人岛 ~流行るヒーローの帽子~”
麦わら帽子をつけた子供たちに、笑颜で手を振るフカボシ王子。隣にはしらほし、世界
会议へ出発する模様。
以下本编。
【“カカオ岛”ショコラタウン】
惊く一味“え~~~~~~~っ!!?”
■まさかの事実に、一味騒然……!!
ルフィ“サンジと结婚するビッグ・マムの娘って”
“お前なのか!!? プリン!!!”
ブルック“羡ましい~!!美しすぎる妻~~~っ!!!”
プリン“サンジさんの仲间!? ウソでしょ…!!?”
“─でもよく见たら见た事ある颜“麦わらのルフィ”!!”
“ママの伞下にも入ってないあなた达が どうやってタルトの検问を通过したの!?”
“なぜここへ来たの!?”
“こ…杀されちゃうわよ!? ここはもうママのナワバリで……ママはとても恐い海贼!!
”
“でも知ってる!! あなた达も恐い海贼!!”
混乱して包丁を取り出すプリン。
慌てるナミ“待って! 落ち着いて!! 乱暴しないから!!”
言ったそばからプリンを捕らえ、剣をあてるペドロ
ペドロ“ルフィこいつをどうする”
プリン“キャーーーーッ!!”
ナミ“乱暴すなァ!!! ペドロ!!!”
そして红茶を饮みつつ、改めて事情を说明する。
プリン“——そう サンジさんを…”
“连れ戻しにきたの やっぱり合意じゃなかったんだ……”
“ママは身胜手だから……私达子供の结婚も海贼団の强化の为に利用するの”
ルフィ“……”
プリン“私达は自由な结婚なんて谛めてる”
“谛めるか逃げるしかない”
“私の大好きだった姉さんも自由な恋爱を求めて海へ飞び出したわ 求婚の旅へ!!”
あれ…という表情のナミ“…………!?”
ブルック“ちょっと兴味で闻くんですが——あなたはシャーロット家の“三十五女”と
ありました”
“ビッグ・マムには娘さんが35人も!?”
プリン“ええ 娘39人息子46人”
“私达は85人兄妹よ!”
“父亲はバラバラ ママの夫は43人いて129人家族”
ブルック“ひゃ……129人!!?”
プリン“兄や姉达にはもう子供がいる人达もいるから ママの血縁と言えばもっと大所
帯”
“ビッグ・マム海贼団は本物の家族を中心に构成されてるの!”
ルフィ“ひゃ~~”
惊くブルック“なんと……まさにビッグ・マム!!”
チョッパー“──それでサンジには もう会ったのか?”
照れるプリン“……!! え…え…ええ一度♡”
プリン「眉毛はぐるぐるだけど とっても优しくて绅士で!!」
「目はハートだけどお菓子作りにも详しくて色々教えてくれた♡ 趣味も合うし男らし
いし!!」
「足が黒いらしいけど强くて頼りになる......!!」
笑うルフィ「だろ── お前ェ~~~!!」
チョッパー「“黒足”ってそういう意味じゃねぇぞ」
ルフィ「わかってんな──!! あいついい奴なんだよ──!!」
焦るナミ「もしかしてサンジ君の事好きになっちゃった?」
さらに照れるプリン「す!! す!! すきって言うかそのだって...!! ママの决定は绝対だ
し」
「结婚するんならやっぱりその…」
もじもじするプリンに抱きつくキャロット「私も大好きだよサンジ~~~一绪だね~~
~♡」
プリン“そんな大好きだなんて!!”
ブルック“これは想定外中の想定外っ!! こうも素敌な娘さんがお相手だなんて…!! そ
りゃサンジさんの目もハートですよ!!!”
ペドロ“缚りつけておくべきだその女”
“!!?”
ペドロ“おれ达がここにいる事を喋るぞ! こんな入口の岛で情报が漏れたらサンジのい
る场所へなんて到底辿りつけない…!!”
ナミ“何ひどい事言ってんのよペドロ!!”
ペドロ“──じゃあどうやって口を塞ぐ 忘れるなそいつはビッグ・マムの娘だぞ!!”
ナミ“そうだけど!!”
“プリンだって母亲が恐いって言ってるのに”
ペドロ“だからこそ报告する”
プリン“…………”
“── ──”
ペンを取るプリン。
メモに何かを记していく。
プリン“私! 今ならまだ忘れられる! サンジさんのこと……”
““万国(トットランド)”のみんなは私の结婚を祝福してくれてる”
“ヴィンスモーク家の人达もそう”
“ママもウエディングケーキを楽しみに…!!”
“ママの命令には逆らえないから自由な结婚はできないけど”
“──私は子供の顷から楽しみにしてた”
“私の结婚相手はどんな人だろうって……”
ナミ“…………”
プリン“──そしたらサンジさんが现れた!!”
“梦かと思う程素敌な人で惊いた……でも”
“彼は最后に 実はこう言ったの”
‘キミと结婚したいけど それはできないんだ’
‘おれは仲间达の元へ帰りたい’
惊きまくる一同。
ナミ“!!?”
ルフィ“サンジが!!!”
ブルック“女をフッた~~~~!!!?”
涙のルフィ“でも…!! そうか…やっぱり” あいづ冒険しでェんだ…”
プリン“それは一方的な気持ちじゃなくて……!!”
“あなた达も现に命をかけてこの万国(トットランド)に彼を迎えに来た!!”
“いくらママの决定でも 结婚を后悔してる人と一绪にいるのは私もツラい!!”
“あなた达から彼は夺えない”
メモを见せるプリン。
プリン“このルートを通って来て”
“──これは私达兄弟しか知らない ママの目を盗める唯一の航路”
ルフィ“サンジの居场所か!?”
プリン“ママは绝対にサンジさんを逃がさない……”
“明日ホールケーキアイランドの“南西の海岸”で会いましょう!! 私 必ずそこにサン
ジさんを连れて行くわ”
ナミ“いいの!? ビッグ・マムから罚を受けない!?”
プリン“実の娘よ 私の心配はいらないわ”
“ここは敌地 自分达の身を心配して! 相思相爱はあなた达だもんね!”
“──ちょっと残念だけど 次に现れる私の结婚相手は…もっと素敌な人かも知れない
♡”
“!”
ブルック“ど!! どこまでいい娘!! これが本当に“四皇”の娘!?”
そこで店のドアを谁かがノックする。
“プリン様!! お迎えに上がりました!!!”
プリンが使いに対応する。
使い“もう结婚式まではお仕事はお控えください! プリン様!!”
プリン“だけどお客様はいるから……”
そんなやり取りをしてる间に、ルフィたちは里口から店を抜けていく。
ウィンクするプリン。ルフィも笑颜。
そして一味は食料品店へ。
店主“ああさっきの人ね”
“注文の食粮はまとまってるよ”
“そこにあるから持ってきな 持てる!?”
ナミ“ありがと平気!”
ルフィ“チョコバーガー!?”
ナミ“目移りしないの 急ぐわよ ペコムズが待ってる”
ルフィ“チョコバーガー买ってくれナミ~~”
チョッパー“チョコパスタ……”
ナミ“食粮はもう充分!!”
ペドロ“チョコの唐扬げ……”
そして船に戻る一行。
ルフィ“あれ?ペコムズ!?”
ナミ“ペコムズいた!?”
ブルック“おかしいですね…”
ルフィ“うんこかな! 便所は!?”
慌ててやってくるチョッパー“おーい!!”
“トイレにメッセージが!!”
一同“!?”
トイレの壁には‘ひきかえせ’というメッセージが。
ルフィ““引き返せ!?””
“これペコムズが书いたのか?”
ナミ“他に谁がいるの!?”
キャロット“侵入者かな……”
チョッパー“ペコムズは诱拐されたのかな!?”
ペドロ“我々の事がバレた可能性もあるぞ…”
ブルック“何にせよただならぬ事态…!!!”
ルフィ“引き返せって事は 引き返さなきゃ何か起きるぞって事だ”
キャロット“うん”
ルフィ“よし! みんなそれをしっかり覚えとけ!”
“进むぞ!!! 面白くなってきた!!”
一同“!!!”
新世界ブロッコリー岛】
ボオオンと大きな爆発が起こる。
伤だらけの兵士“ハァ…ハァ…よくも”
“よくも妻を…!! 子供达を!! よくも我が国を!!!”
涙を浮かべ、铳を构える兵士。
背中に铳を突きつけられたマントの男、マントには‘1’の文字。
男“……………”
兵士“‘ジェルマ’だな!!? お前达は人间じゃない!!!”
男““壁””
そうつぶやくと、隣にいたジェルマの兵士が飞び出して铳弾を受け止めていく。
血を吐き倒れる兵士。
撃った兵士も惊く“……!?”
マントの男“4时间もかかった”
兵士“!!!”
マント“弟の结婚式に行かなきゃならない お前の家族には兴味がない”
“お前达の戦争にも……”
兵士の铳を翻し、头に突き付けるマント男。
ドオン…と铳声が响く。
立ち去りながら通信を入れるマント男“済んだぞ こんな软弱な戦争よく2年も続いた
な”
‘报酬は?’
マント“受け取った”
スーツケースを运ぶジェルマの兵士たちに土下座して礼を言う人々。
“ありがとう!!”
“ありがとう!!!”
“ありがとう!!”
“…国は救われた 我々は悪魔の手を借りたのか……?いや违う…神の手だ!!”
“戦争は终わった~~!!!ありがとうジェルマ!!!”
“‘ジェルマ66’万歳~~~~~!!!”
焼野原に歓声が响いていく。
それを建物の屋上から见下ろす2人の男。
マント男ともう一人。
‘──式は3日后だぞ’
マント“2日あればホールケーキアイランドへ着けます サンジはどうなりました?”
‘もう着いている’
マント“それは楽しみ”
“早く会いたいねェ……”
もう一人の男“ウソつけ!!”
‘──では明后日……’
ガチャッ
■迫る、お茶会! ジェルマが集う!!
次号休载