”ほむらちゃん、一人ぼっちになったらだめだよ。
私なんかでも、话を闻くことぐらいなら…
何も役に立てないかもしれないけれど、それでも一人で悩んでるよりは、
ずっといいと思うの。
ほむらちゃんが苦しんでるときに、何もできないなんて、私だって辛いよ。”
”私ね、とても怖い梦を见たの。”
”梦?”
”贵方がもう二度と会えないとほど远い所に行っちゃって、なのに世界中の谁もかもが
そのことを忘れちゃって、私だけがまどかのことを覚えてるたった一人の人间として取
り残されて、寂しいのに悲しいのに、その気持ちを谁にも解ってもらえない。そのうち
に、まどかの思い出は、私が胜手に作り出した絵空事じゃないかって、自分自身さえ信
じられなくなって。
”うん、それはとっても嫌な梦だね。でも大丈夫だよ。私だけが谁にも会えなくなるほ
ど远くに一人で行っちゃうなんて、そんなことありっこないよ。”
”どうして…なぜ、そう言い切れるの。”
”だって私だよ。ほむらちゃんでさえ泣いちゃうような辛いこと、私が我慢できる訳な
いじゃない。”
”贵方にとっても、それは我慢できないほど、辛いこと?”
”そうだよ。ほむらちゃん、さやかちゃん、マミさんに杏子ちゃん、パパやママやタツ
ヤ、それに仁美ちゃんやクラスのみんな、谁とだってお别れなんてしたくない。もし他
にどうしようもないときだったとしても、そんな勇気私にはないよ。
”そう。そうだったのね。それが贵方の本当の気持ちなら、私なんてバカな间违いを。
やっぱり、认めちゃいけなかったんだ。あのとき私は、どんな手を使ってでも贵方を止
めなきゃいけなかった。
まどか、贵方にはね、どれほど辛い事だと解っていても、それを选択できてしまう勇気
があるの。贵方が、贵方にしかできない事があると知ったとき、贵方は、自分でも気づ
いていなほど、优しすぎて、强すぎる。
私ね、知ってるんだよ。”
”ほむらちゃん?”
”そっか。やっぱりまどかも、何も覚えてないんだね。
もしかしたら、贵方は幻かもしれないって、谁かが用意した伪物かもしれないって、思
ってた。でなければ、こうしてまた会えるなんて、どう考えてもおかしいもの。
でも分かる。贵方は本当のまどかだわ。こんなふうに一绪に话ができて、もう一度また
优しくしてくれて、本当に嬉しい。
ありがとう。それだけで十分に、私は幸せだった。
もう行くわ。私、まだやり残した事があるから。”
”ほむらちゃん…?
どうしちゃったんだろう、ほむらちゃん。”