No.370 観察
煽り:伺う──杀しのタイミング
クラ“それでは全员集まってくれ。これから念について说明する”
刺客(王妃と王子の警护を考虑し主寝室を背にする形で讲义を行う様子…)
刺客(ここまでこちらの想定通り…!)
クラピカと警护人たちの间に白线が引かれている
クラ“まず最初にその白线よりこちらに入る事は绝対にやめてくれ”
クラ“警护上破った者は退场してもらうこともあり得るし”
クラ“状况次第では警告无く武力を行使する场合もある”
刺客(サイレントマジョリティの座敷人形(黒ぼっこ)を视る事が出来るのは能力者本人
(俺自身)と凭かれた者(ロベリー)の2人だけ…!)
刺客(集まった者の中には任务の重要性を考えると途中退场になる様な辈はいないと思
うが…)
ミュハンが何食わぬ颜で白线を踏んでいる
ミュハンを睨み付けるクラピカ
クラ“名前と所属は?”
すっとぼけるミュハン
ダンジン“おい!”
ミュハン“ん?ああ俺か?”
ミュハン“第4王子私设兵ミュハンだ。よろしく~”
クラ“ミュハン…これが最后の警告だ。白线の后方に下がれ”
ミュハン“ん?お~っと、こりゃうっかりだ。すまないな”
1歩后ろに下がるミュハン
ミュハン“悪かったな。二度としない约束するぜ”
ミュハン“俺は约束したら绝対に守る男だぜ”
ミュハン“ただ约束ってのはお互い守ってこそ成立するもんだよな?”
ミュハン“少なくとも俺はそう思ってるし破られたら头に来るぜ?”
ミュハン“あんたは守ってくれるんだろうな…?ただの时间稼ぎじゃないよなァ~?”
クラ“2周间で皆が念を使える状态にする…!最初に言った通りだ”
クラ“ケンカ腰(スラム流)でしか话が出来ないのか?束ねる王子の程度も知れるな”
怒ったミュハンがクラピカに迫ろうとするがダンジンが止める
ミュハンに铳を向けるクラピカ
クラ“──という误解をもたらしかねない言动は慎んだ方がいい…”
クラ“ここまでがワンセンテンスだ。宜しいか?”
ダンジン“全面的に同意する…以后気を付けよう。许してくれ”
怒りが収まらないミュハンはクラピカを睨み続ける
刺客(想定を超える马鹿がいたな…お阴で全员の注意があっちに向いた)
刺客(残念ながらアイツはターゲット(射程)の10人には入っていないが…)
刺客(不测の事态で座敷人形(黒ぼっこ)が一人も杀さず强制解除されると呪いが术者(
こっち)に返ってきてしまう…)
刺客(リスク覚悟で早めに一人杀っておくか…呪唇白蛇(ツチボッコ)攻撃准备…!)
ソファの下に数匹の念獣が现れる
クラ“せっかくだ。各々自己绍介してもらおう”
クラ“ミュハンの次から时计回りにいこうか”
ヒュリ(所作をみると右ききのはずだが铳を左手で构えた…きき手を自由にしておきた
い証拠)
ヒュリ(具现化系・操作系にままいるタイプだ)
ヒュリ(右手周りの"缠"が强い…全体的なオーラのなだらかさから考えて未熟からくる
ものではなく)
ヒュリ(系统による特性…具现化系だな…)
ヒュリ(袖を长めにして手を隠しているし能力発动に右手が重要な役割を持つのは确実
!)
ヒュリ(强化系・変化系は手练れ程、得意な攻撃を発する部位の"缠"が弱く(静に)なる
)
ヒュリ(放出系・操作系は総じて"缠"で覆うオーラの体积が大きくなり意図的に缩めよ
うとしても色が浓くなりがちだ)
ヒュリ(…全てほんのわずかな差で俺だから気付けるくらいの违いだがな…)
ヒュリ(ほぼ间违いなくクラピカ(コイツ)が自白に持ち込める能力の持ち主…!)
ヒュリ(バビマイナの见立てはどうかな…?)
スラッカ“どこにでも场をかき乱すバカがいるな…全く迷惑な话だぜ。なぁ?”
サカタ“……”
自己绍介が进む
ダンジン“第4王子私设兵のダンジンだ”
主寝室でオイトの警护をしているビルは事前にクラピカと交わした取り决めを思い返す
クラ“バビマイナは王妃が念能力者だと思い真意はともかく気を遣って"円"を解いた…
”
クラ“この机に王妃の能力开発をすすめたい…”
ビル“王妃…どうですか?”
両手の人差し指を合わせるオイト
オイト“…ここ…かしら?”
オイト“自信は无いけどここで押し合ってる感覚があります……かな…?”
ビル(约1cmか…まあ…普通だな。いや…う~~ん…多分がっちり时间がかかるタイプ
だなこりゃ)
ビル“OKです。続けて下さい”
他が自己绍介中にバビマイナに接触するヒュリコフ
ヒュリ“よォ…何で"円"解いてんだ?”
バビ“お前には関系ない”
ヒュリ“じゃ俺にも関系ある话をするか…敌の想定戦力の一次报告を頼む”
バビ“戦略・戦术共に中心はクラピカ(アイツ)で间违いない”
バビ“具现化系か操作系で自白强要の他にも能力を隠し持っている可能性が高い”
ヒュリ“対応计画は?”
バビ“まだだ”
バビ“王子の念獣が确认できてない…ビルの能力も未知数で立案の段阶ではない”
ヒュリ“OK。立案までの予想日时は?”
バビ“次の晩餐会终了后だな”
バビマイナの肩を叩き、彼から离れるヒュリコフ
バビ“フン”
ヒュリコフに叩かれた场所を手で払うバビマイナ
刺客(もう一度…谁かが全员の注意を引いたら攻撃开始…!)
ヒュリ“第一王子私设兵のヒュリコフだ”
ムシャホ“第5王妃所属警护兵队长ムシャホだ”
クラ“…さてこれからこの16名で念を覚えてもらう訳だが…”
クラ“途中の修得速度に个人差が出ても2周间后には全员が念を使えるので安心してく
れ”
クラ“レッスンを円滑に进める为、1つ确认しておきたい。正直に答えてくれると有难
い”
クラ“この16人の中で既に念が使える者…!挙手してくれ”
ベレレインテとヒュリコフが手を上げる
クラ“2名か。他には?”
ロベリー“あの人达…使えるのに何で来たのかしら?”
ユウリ“さあ?”
ロベリーがベレレインテの背后に控える座敷人形に気付く
ロベリー“!?”
刺客(気付いたかよしよし…!しっかり皆の気を引けよ…!)
クラ“その2名はいわば监査…!私の指导っぷりを厳しく审査してくれるわけだな”
クラ“私は大歓迎だ。忌惮のない意见やアドバイスをくれると大変助かる”
ヒュリ(残りの4人はしらばっくれる気か。まぁ俺以外の奴にはバレないだろうしな)
ヒュリコフがロザリーの异変に気付く
彼女の视线の先を目で追うがそこにいるはずの座敷人形を视る事が出来ない
ヒュリ(何だ…?あの女、何が视えている…?)
ロベリー“ちょっとあの女なに?”
ユウリ“え、谁?”
ユウリがロベリーの视线を追うがやはり何も视えない
ユウリ“女なんていないわよ”
ロベリー“え?そんなハズないでしょ。そこよ!変なマスクつけて!”
ユウリ“いないってば。どこよ!?”
ロベリー“そこよッッ见てよ!そこに変な女がいるってば!!”
騒然となる室内
刺客(よォ~~~し!攻撃(行け)!!!)
座敷人形が攻撃态势を取る
バリゲンの首に蛇型の念獣が巻きつきバリゲンを缔め上げる
苦しみながら蛇を引きはがそうとするバリゲン
“どうした!?”
“何か白いのが首に巻きついてる!”
“はずせ!”
“バリゲン手を离せ!”
バリゲンの血が蛇に吸われ瞬く间に干からびていく
刺客(呪唇白蛇(ツチボッコ)は全部で4匹)
刺客(一匹ならば44秒で4匹同时に一人を袭えば11秒で全身の血を吸い尽くす)
サカタが4引きのツチボッコを铳で撃つ
撃たれたツチボッコは烟の様になり消えていく
サカタ“离れていろ。まだ体の中にいるかもしれない”
“とけ…消え…た!?”
“こいつらは一体!?”
“これが念獣か!!”
バリゲンの遗体を调べるベレレインテ
サカタ“おい!”
ベレレ“あ~らら、まだ息があったかも知れないのに”
ベレレ“杀したのはア・ナ・タよ”
サカタ“どう见ても死んでたよ。国王军に连络してくれ”
クラ(第3王子の私设兵も9mmパラか)
クラ("凝"でガードしても无伤ではすまない威力…)
クラ(状况次第で45口径やH&K(ヘッケラー&コッホ)が登场してくると思った方がいいな
…)
クラ(だがそれより当面の问题は…)
バビ(微动だにせず一所悬命か…いいタマだ)
バビ(お前なら気付いてるだろ…これは王子达の念獣じゃない)
ユウリ“ロベリー!あんたの言ってた変な女は!?”
ロベリー“え?あ…!いない…!どっか行ったわ!えぇ!?”
シェジュール“…これが我々の念修得を妨害する意図だとしたら…”
ユヒライ“ここに人员を派遣していない王子の念獣の仕业か…!?”
クラ(この中に潜む暗杀者を探す事…!)
おわり
日清食品様に复活赏として、どん兵卫いただいたので年内にもう1回复活します<义博
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