No.366 其々
煽り:血烟をあげ船は行く
BW出航4时间后
1013号室・マラヤーム居住区
ハンゾー“ビスケ。アレ…确実にデカくなってるよな?”
ビスケ“ええ。アタシ达が视えてることにも気付いているわさ”
マラヤームの背后に龙の霊獣
セヴァンチ“ほーらマーくん。またこぼしてるー”
グルル…と唸る龙
1012号室・モモゼ居住区
寝室にて就寝中のモモゼ
寝室前の扉前に4人・别室に2人の警护兵
6人全员がモモゼの暗杀を狙っている
ビクト(ベンジャミン私设兵)ニペイパー(ドゥアズル所属)ブラッヂ(トウチョウレ
イ所属)
ラロック(カットローノ所属)タフディー(スィンコスィンコ所属)ナゴマム(セイコ
所属)
(いつでも暗杀出来る状况は整った…!しかし)
(王族暗杀犯は国王军に捕まれば一族もろとも処刑されてしまう)
(绝対に捕まらず且つ自分が実行犯である証拠は残す…!)
(次代国王の最重要职に就くため!)
(完全犯罪と秘密の暴露が暗杀の绝対条件!)
モモゼの霊獣“…”ズズ…
1011号室・フウゲツ居住区
ベッドの上にてスマホを眺めるフウゲツ
画面にはカチョウと二人で楽しく登山をしている画像
さめざめと泣き始めるフウゲツ
フウゲツのベッドの近くに2人の警护兵
リョウジ(セイコ所属)バチャエム(セイコ所属)
バチャエム(おい…今から気ィ张ってるともたないぞ。まずは俺达のシフトを変えても
らわないとな)
バチャ(フウゲツ様を本当に守ろうとしているのは俺达2人だけ…他の连中は良くて监
视役悪けりゃ暗杀犯…)
リョウジ“…”
1010号室・カチョウ居住区
カチョウ“不味い!!”
料理を投げ舍てるカチョウ
カチョウ“こんなモノ、スラムのイヌでも食べないわ!さっさと作り直して!”
カチョウ“あーもう!给料分くらい働いてよね!グズッッ”
护卫や女中の心音を闻き皆の心情を読み解くセンリツ
(早く杀されればいいのに…)
(俺达もフウゲツ様の方が良かったな)
(双子なのになぜこうも…)
(ああイヤだイヤだ早く辞めたい)
センリツ(これが…自分を伪ってまで望んでいる事ならこんなの绝対间违ってる…!)
1009号室ハルケンブルグ居住区
ベッドの上で目を覚ましたハルケンは慌てて寝室を飞び出す
リビングの扉を开けるとそこには元気な姿の警护兵たちの姿が
“王子お目覚めですか。ご気分はいかがです?”
困惑するハルケン
“王子?”
ハルケン(梦…だったのか?あれは…しかし俺は确かに…)
自身の异変に気付くハルケン
左手の甲に鸟の羽が突き刺さっている
ハルケン(确かにあった…!何か…が!)
1008号室サレサレ居住区
スィンコスィンコ“サレちゃん!いい加减にしなさい!”
スィンコ“スィンコスィンコ系唯一の王子なのよ贵方は!少しは自覚して顶戴!”
サレサレ“エー…わかってるよママ”
ベッドの上で女2人をはべらせている
スィンコ“全くわかっていません!この継承戦は千载一遇のチャンスよ!?”
スィンコ“ママも勿论后押しはするけれどまずは贵方が心を入れ换えないと!一番最初
に脱落しちゃうわよ!?”
サレサレ“そっちこそ信用してほしいなァ。俺はママの子だよ?”
スィンコ“あら、何か考えがあるのね”
サレサレ“当然さ。次の晩餐会、世界が変わるぜ?”
1007号室ルズールス居住区
タバコ状の麻薬を嗜むルズールス
ルズ“こいつ…本当に完全な合法なのか?”
バショウ“ガチさ。HPにレシピも载せてる"キレイなハッパ"だ”
バショウ“ハゲタカ対策に一応特许はとってるが个人で楽しむ分にはオールOKだ”
バショウ“俺も色々入れてきたが行きついたのがコイツだよ”
バショウ“不思议とヘビィなスモーカーほどキマるみたいで友达は皆健康になっちまっ
たぜ”
ルズ“ほう…”
バショウ“どうした?”
ルズ“いや…麻薬中毒者の更生に使えんじゃねーかと思ってよ”
バショウ“!”
ルズ“やっぱネックはベンジャミンだな。たしか薬関系は军の管辖だったハズ…”
ルズ“いや~こないだ知り合いが完全にぶっ壊れてよ~やっぱやり过ぎは良くねーよな
”
ルズ“健康调査のための临床実験したとしてその结果、公にして大丈夫か?”
バショウ“…勿论さ。あんたが国王になるのが一番早道じゃねーのか?”
ルズ“そんな甘くねーよ!”
1006号室タイソン居住区
1册の本をイズナビに手渡すタイソン
イズナビ“…タイソン”
警护兵“教典すか?”
タイソン“全人类がタイソン教徒になった时!真の世界平和が访れるの!”
タイソン“贵方达も読んでみて!読んだらわかるから”
立ち去るタイソン
イズナビ“どれどれ…”
1章 必ず最后に爱は胜ちます
警护兵“なるほどアッチ系っすね”
そっと本を闭じるイズナビ
イズナビ“ある意味すごい人ではあるよな…この危机的状况で”
警护兵“さも読んだかのように作品をホメるコツ教えましょうか?”
1005ツベッパ居住区
ツベッパを见张るベンジャミン私设兵ブッチ
マオールがビルに电话を挂ける
マオール“こちらマオール问题は解决したか?”
マオール“…では私がこれよりそちらへ向かう”
マオール“1014号室へ向かいます”
ツベッパ“お愿いね。全てを话すとは思えないからここから数回の面谈で彼の処遇を判
断してちょうだい”
マオール“は!”
ブッチの无线に定时连络
バビ“こちらバビマイナ任务実行中”
ツベッパ(目障りだけど上位王妃の监视を强制的に排除するのは困难…)
ツベッパ(ますはブッチを何とかしないと…)
1004号室ツェリードニヒ居住区
テータ“両手を胸の前へ。中央にボールを浮かべているイメージです”
ツェリ“ホイよ”
テータ“まずは10分を一日3セット10日间やります。早ければ5日から一周间くらいで”
ツェリ“感じた”
テータ“はい?”
ツェリ“オーラ感じた。次行こう”
テータ“…王子?いくら急ぎたいからといって”
ツェリ“いやいやホントだって。じゃ见ててくれよ”
ツェリ“右手にボール”右手にオーラが集まる
ツェリ“左手にボール”左手にオーラが集まる
ツェリ“人差し指にささってる”人差し指にオーラが集まる
テータ(何てこと…!この人…天才だ…!!)
1003号室チョウライ居住区
チョウライ“私は别に构わないがベンジャミンとツベッパからも连络があったのだろう
?”
チョウ“この后も予定があるのではないかね?”
クラピカ“ええ。诚に心苦しいのですが実は…”
チョウ“よいよい・その话はまた机会をみてゆっくり闻くとしよう”
チョウ“人手も足りていないと闻いたが?”
クラ“はい。敌の念獣とおぼしき攻撃で警护人の殆どがやられてしまいました”
チョウ“私の私设兵を2名出向させよう…安心したまえ。非常に优秀で君达の良き相谈
相手にもなってくれるだろう”
クラ“有难うございます”
2人の会话を闻いているスラッカ(ドゥアズル所属)コベントバ(ベンジャミン私设兵
)
スラッカ(下位王子の监视报告をまとめるのはウンマとドゥアズル所属兵の役目…)
スラ(故に必ずどちらかあるいは両方が王子の侧で警护する)
スラ(本来折り合いが悪いはずの両警护兵が相互协力し机能しているのはドゥアズル様
の存在が大きい)
スラ(ドゥアズル様は何事にも控え目な方で我々にもサポート役に彻する様にと指示さ
れている)
スラ(それだけではウンマの兵が好き胜手に情报を独占してしまう为マンダム队长がう
まく调整役を果たしているわけだが)
スラ(今回のようなケースは想定に含まれていない…!)
スラ(下位王子の侧近同士によって最高レベルの机密情报の交换が成される…!)
スラ(その内容を知るため最优先任务である王子の监视から离れることが出来るのはど
ちらか1名…!)
スラ(本来ならウンマの警护兵が行くところだが1つ问题がある…!)
スラ(今回のように相手の方もこちらの动向を知っているケースでは高确率で囮や伪情
报等のトラップが待ち构えている…!)
スラ(どちらの方が真の情报を得やすいか…!?)
チョウ“サカタ!ハシトウ!次の晩餐会までワブル王子を警护せよ!”
サカタ&ハシトウ(チョウライ私设兵)“は!”
コベントバに无线连络
コベントバ“スラッカ王妃令だ”
スラッカ“は…”
コベ“私はここで王子を警护する。君はあの2人をサポートしてくれ”
スラ(チョウライに张り付いた方がいいと読んだか…)
スラ“了解した”
スラ“王子。ウンマ王妃の阶令によって”
チョウ“よいよい。私に确认などいらんよ”
チョウ“私ごときの警护より重要な事がたくさんあるんだろ?好きにしたまえ”
スラ“…失礼いたします”(ケッ)
サカタとハシトウに合流するスラッカ
スラ“よーぉ、お供させてもらうぜェ。頼むから何か情报入ったら俺にも教えてくれね
ーかなァ”
スラ“任务が失败したら俺クビかもなぁ无职になったらヤケになって何すっかわかんね
ーからなぁ”
サカタ&ハシトウ“…”
1002号室カミィ居住区
食事中のカミィとドゥアズル
カミィ“でねミウゼンとコーチパイの冬物は全部买っておいて”
カミィ“この间みたいに期间限定のコラボもの见落としたりしないでよ!”
カミィ“ハリーウェブの夜光虫シリーズはとりあえず私が见て决めるわ。ねぇママ闻い
てる?”
ドゥア“ええ闻いてますよ”
カミィ“あ、そうだ。ところでさ”
カミィ“最初にベンジャミンで次にハルケンブルグ杀すけどいいわね?”
ドゥア“それは…私に确认する事ではありません。贵方达…王子同士で决める事よ”
カミィ“ママ…何か勘违いしてない?”
カミィ“これは确认じゃなくて指示なの!ママの方がハルケンブルグに近づきやすいで
しょ。やって!”
ドゥア“…贵方なら私などの力を借りなくてもやり遂げる事は容易でしょう?”
カミィ“わかってるわよそんなこと。より简単にやりたいって言ってるの!”
别室で二人の会话を盗み闻きするベンジャミン私设兵ムッセ
ムッセの肩にはフクロウの形をしたオーラが
ムッセ(ククク俺を警护から缔め出しても无駄な事、俺の"里窓の鸟(シークレットウイ
ンドウ)"でお前らの会话は筒抜け…!)
ムッセ(だが会话だけでは决定的な証拠とは言えない)
ムッセ(物証と言い逃れのできないタイミングでの确保が望ましい!)
ムッセ(そのためにはやはり…直接カミーラ本人に鸟を飞ばす必要がある…!)
1001号室ベンジャミン居住区
バル“电话は拒否しながらもバビマイナは招き入れている…ベンジャミン様これをどう
见ます?”
ベン“现状の的确な把握と覚悟、しかも冷静だ”
ベン“全面戦争は不可避と自覚しながらもこちらに余计な口実は与えない様に配虑して
いる”
ベン“守りながら攻める构え…!”
ベン“もしかしたら我々の戦力を一人ずつ削っていく好机とさえ思っているかもしれぬ
”
ベン“まぁこちらはそう思ってくれた方が好都合だがな”
バル“胶着が连中の狙いならば迎撃型(カウンタータイプ)のバビマイナとの交戦はまず
ないでしょう”
バル“その间に上手く相手の能力を探り出すことが出来たならば…”
二人の前に新たな私设兵がやって来る
ヒュリコフ“自分の番ですね”
1014号室ワブル居住区
クラピカ达が帰ってくる
ビル“ビルだ。今开ける…ああ动きはない”
バビマイナと颜を合わせるスラッカ
スラッカ“お、ベンジャミン殿の兵队はもうすでにいたって事か”
スラ“ドゥアズル所属兵スラッカだ。ちっと确认事项があるんだが来てくれるか?”
ビル“异常なしだ。彼らは?”
クラ“チョウライ王子の私设兵2人と第2王妃の所属兵だ”
クラ“チョウライ王子の2人は任务上こちらに协力的だがあっちの方はトラブルメーカ
ーになりかねないから注意してくれ”
バビ“了解した…俺がサカタにつくから君はハシトウの动向をチェックしてくれるか?
”
スラ“おう。あんたはハゲ(コベントバ)と违って付き合いやすそうだな。よろしく頼む
ぜ”
バビ(フン)
クラ(…まずいなこの状况で王妃に能力を使わせる訳にはいかない)
クラ(强制的なエンペラータイムが一体いつまで続くか见当がつかないぞ)
オイト“あの…事情が大分変わりましたけど…もしも小さな生物を见つけたらこの场で
も…?”
クラ“いいえ。敌の警护兵の前で能力を使うのは大変危険です”
クラ“もしターゲットを见つけたら私とビルで発动できるタイミングを何とか作ります
から”
クラ(何よりも本当に条件にあった生物は见つかるのか…!?)
クラ(甘かった…!この能力…!この条件…!想像よりはるかに危険な毒…!)
4层もしくは5层
ゴキブリを踏み溃す一般客
“ったくコイツらだきゃどこにでも潜り込みやがる”
目の前にいる浮かない颜の男に话しかける客
“どうした?アンタひでぇカオしてるけど”
クロロ“…そうですか?”
“今にも谁か杀しそうだぜ”
“アンタも今まで色々あってこの船に辿り着いたんだろうけどさ”
“いざ乗っちまったらさ、もう浮世の栅なんてぜーんぶ忘れちまいなよ!”
クロロ“…难しいですね。栅は忘れるものではなく断ち切るものなので”
煽り:船中潜むは、蜘蛛
次周へ
やっぱり単行本のおまけページに描き足し残そうかと思います。贞春とかお気に入り(
笑)<义博>