[新闻] 专家这么看乌克兰危机,普丁已到手的五项

楼主: tomer (卯月影)   2022-02-20 16:03:22
ウクライナ危机、専门家はこう见る。プーチン大统领が得た“5つのお土产”とは?
专家这么看乌克兰危机,普丁已到手的五项收获?
2/20(日) 9:44
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安藤健二
乌克兰情势目前正 风起云涌
起因是俄罗斯在邻国乌克兰的国境附近聚集大规模兵力,欧美各国警戒“俄国即将武力侵犯乌克兰”。美国总统拜登更是在2/28主张“我相信俄国总统普丁已决定进攻乌克兰”
另一方面,俄罗斯外交部却在17日对美国等国家发布的文书中否定将军事侵略乌克兰。
然而,乌克兰东部顿内次克州的亲俄派势力实际支配的“顿内次克人民共和国”在18日发布了将70万居民疏散至俄国境内的计画。根据报载征兵等为目的的总动员令已经发布,状况被视为朝向备战发展中。
这个情势该如何解读呢
来听听着有‘混合战争 俄国新的国家战略’等书,对俄国政治知之甚详的庆应义塾大学广濑阳子教授的分析。
对俄国来说吞并乌克兰“完全没有好处”
广濑教授的观点是目前为止俄国武力侵犯乌克兰的可能性“几乎是没有吧”普丁总统的目的是展现“我国随时可以武力侵犯乌克兰”的姿势,这才是他的目的。广濑教授认为普丁应没有真的武力侵入乌克兰的打算。
然而广濑教授也指出不能否定俄国趁乌克兰政府军与分离独立派纷纷主张遭受军事攻击、乌东居民亦不得不进行疏散之际,打着“保护本国国民”的旗帜攻入乌克兰的可能性。
但是即使武力侵犯成真,广濑教授对于俄国趁势吞并乌克兰全境或者一部分仍持保留态度,因为这么做对俄国“完全没有好处”
原因是若不让居民觉得“从乌克兰变成俄国真是太好了”,就有发生暴动的可能。为此社会福利与生活环境必须做得比目前更好。这必须投入相当资金。
广濑教授指出,对于俄国而言,在吞并克里米亚时已投入大笔预算整备原本连接自乌克兰本土的天然气与水管等基础设施。要再吞并乌克兰全境有其困难。
普丁总统目前已经到手的五项收获是指?
广濑教授分析道即使普丁总统就此撤军“也已经获得五项收获”,此分析可简述如下。
01.将全世界的目光聚集在俄国,现今国际政治的镁光灯都聚焦美中对立,俄国已成功插上一脚。
02.美国与欧洲诸国组成的军事同盟“北大西洋公约组织”向来漠视俄国强烈反对乌克兰将加入北约一事。如今终于成功将北约诸国逼上谈判桌。
03.向各国展示乌克兰加入北约对俄国来说是严重到不惜一战的问题。
04.“俄国决不允许原苏联加盟国加入北约”,明确告知各国俄国的势力范围。
05.武吓乌克兰让其政局陷入混乱,企图让亲欧美派失势。
如此解释了普丁总统现阶段已获得充分战果。但广濑教授也指出,即使如此仍不能否定俄国借口“保护本国国民”出兵的可能性,今后局势仍难以断言。
想了解详细内容的读者可继续往下阅读与广濑教授的对答全文。
与广濑教授的对答全文
Q.您认为俄国这次军事侵略乌克兰的可能性有多高?
A.我基本站在军事侵略“应该不太可能发生”的立场。根据美国媒体报导军事侵略的“Mayday”是2/16。但当日并未发生侵略。但事态发展至今确实有些不稳。
乌克兰东部的紧张局势持续升温。乌克兰政府军与分离独立派各自纷纷受到攻击,乌克兰东部的居民也被迫进行疏散。如此已变得不能否定俄国打着“保护本国国民”旗帜入侵乌克兰的可能性。
Q.您刚才说军事侵略“应该不太可能发生”,请问这么想的理由是?
A.因为对俄国来说毫无好处。也许有些人对俄国吞并克里米亚有深刻印象,而认为“俄国不管什么土地八成都想并吞”,但事实上俄国吞并克里米亚的过程可谓相当艰辛。
若要并吞其他国家的领土,目前来说是乌克兰的领土,必须制造出让当地居民觉得“从乌克兰变成变成俄国真的太好了”的环境。以年金、教育等社会福利为首的生活环境全都必须做得比乌克兰时代更好。如此必须投入相当经费。
以克里米亚为例,在并吞后基础建设必须重新建设。俄国必须处理原本连结到乌克兰本土的水管与天然气等基础设施。俄国当时是在受到经济制裁的情况下独立完成的。
普丁政权原本要大力开发远东地区的,在并吞克里米亚后原本打算投入远东的预算也被拨了过去,给人勉强撑过去的感觉。以目前俄国的状态并不足以吞下乌克兰。因为再怎么说若无法提供比乌克兰时代更好的生活,叛乱将是无可避免吧。
Q.原来如此。因为若要吞并乌克兰,必须让乌克兰人民觉得“变成俄国人真好”呀。但是乌克兰东部有亲俄派实际支配的区域。单论顿内次克与卢甘斯库两州,有被俄国侵略并吞的可能吗?
Q.如今确实越来越不能否认武力攻击的可能性,但我认为并吞的可能性很低。因为并吞对俄国没什么好处。反而是那两洲留在乌克兰内才有其价值。俄国一向主张乌克兰必须履行“明斯克协议”,而明斯克协议中俄国特别重视的是必须给予乌东“高度自治”
而“高度自治”中亦涵盖了外交特权。只要顿内次克与卢甘斯库仍有外交特权,即使乌克兰政府持续表明“想加入北约”,顿内次克与卢甘斯库投反对票就会导致乌克兰无法加入。因此若顿内次克与卢甘斯库被并吞,乌克兰要加入北约反而会变得容易。
Q.如此一来“俄国想并吞乌克兰”,是否可以说就只是从美国或北约观点做的推论呢?
A.就是这么一回事。特别是美国正极力宣传这次危机。确实当初是乌克兰的泽连斯基总统本人对全世界说“乌克兰受到俄国威胁”。而美英大幅度地强调了威胁的等级。美国甚至具体主张“俄国将在2/16发起进攻”
媒体也报导“连年月日都清楚预测的战争警告是史上头一遭”,这确实是史上罕见。从俄国阵营来看,这是“美国假新闻”,但对欧美国家来说这也有“想借由扩大宣传危机来达成促使俄国自制的效果”的味道在。
然而这时吃亏的是乌克兰。泽连斯基总统自己是亲口讲过“乌克兰有受到俄国威胁”,但他没想到会变得这么大条。各国为因应“乌克鲁危机”纷纷撤离大使馆。如此当然外国资本也跟着撤出。结果乌克兰经济遭受重大打击,通膨也再持续发生。
Q.也就是说乌克兰夹在各大国角力的缝隙中、被逼得左支右绌吗?
A.没错,为此乌克兰驻英大使还曾发表中立谈话,之后又忙着撤回前言。而后法国总理马克隆也曾提及乌克兰中立,之后又予以撤回。
Q.是说乌克兰在北约与俄国间保持中立吗?
A.也就是冷战期间所谓的“芬兰化”。若乌克兰不加入北约,俄国的压力也减轻许多。对普丁来说是最好的方向。
Q.也就是说现在事情朝向对普丁有利的方向前进吗?
A.我认为就许多方面来说事情都正按照普丁的想法发展。虽然也有些人指出“普丁不是一无所获吗?”,但我认为现在普丁至少已经获得五项收获。何时撤军感觉都不吃亏。
Q.普丁已经得到了哪五项收获了呢?
A.第一项收获,与这次为何“弥漫着可能武力侵犯的氛围”的理由一致,那就是至今为止俄国越来越淡出世人目光。这对于意图作为大国存在的俄国而言非常负面。拜登政权上台后确立“美国的敌人是中国”的政策方向,世界至此朝向“美中两极”发展。俄国在美中之间没有角色,对此俄国非常不满。
当然俄国也不想遭到美国攻击。但在经济制裁都还没有解除的情况下,世界各大国却越来越不当俄国是一回事,我想俄国应当相当焦虑吧。
但做出像这次的行为却夺得了世界镁光灯的焦点。事实上现在明明北京冬奥正在举办,世人的目光却在俄国而非奥运。在似乎已成为美中两极的世界中,俄国插上了一脚,这几个月动向中,至少成了美俄中三极。如此让俄国聚集世界目光是普丁第一项收获。
Q.也就是说让俄国成为世界目光焦点是第一个收获对吧。是说让美中两极的世界观变成“美中俄”三极,成功让俄国插一脚?
A.以“俄国有可能引发第三次世界大战”夺得世人目光,普丁想必相当开心吧。“俄国可是核弹俱乐部成员之一,一旦发生战争将没有赢家。”之类的发言也是为了这个目的吧。
Q.再来第二项收获是什么呢?
2021年12月俄国曾向美国与北约提案。这项意在“不要跨过俄国底线”的提案内容包括了不让北约继续扩大等。至今为止北约诸国全都充耳不闻。但是这次俄国借由聚集兵力,把至今为止提议“咱坐下来谈谈吧”却被无视的各项议题全都摆上了谈判桌,迫使欧美诸国来谈。这让谈判成为了可能,在俄国国内获得了相当正面的回应。
让至今为止无动于衷的对手坐上谈判桌是非常大的收获。再者虽然美国川普总统不接受谈判,但普丁却认为拜登可以谈判,我认为这就是原因所在。
Q.第三项收获又是什么呢?
A.“乌克兰是否加入北约”看似此次争议的核心,但恐怕是个假议题。对俄国来说乌克兰加不加入并非最要紧的事。要加入北约需满足各种条件。拜登总统也说了“在短时间内都不会看到乌克兰加入北约吧”,所以这并非是俄国非解决不可的问题。
Q.那么为什么俄国要求乌克兰绝对不可加入北约呢?
A.为了告诉世界让乌克兰加入北约的严重性。加入北约需要经过各种程序,此举一定会让北约诸国加强“让乌克兰入北约即是与俄国为敌”的印象。这就是第三项收获。
Q.原来如此,也就是说本次危机成功地让北约诸国却步了。
A.就是这么回事。北约成立的初衷便是“接纳欧洲所有愿意加盟的国家”,本来是不可能讲得出“某个国家不许加入”。俄国也了解这一点,所以给了北约诸国一个下马威。我认为这就是俄国打的算盘。
Q.第四项收获是什么呢?
A.就是划出了俄国势力范围了吧。在画出底线时曾说“包含乌克兰在内的原苏联加盟国不许加入北约”也就是告诉世界俄国认为“从这里到那里是咱俄国的地盘”。这是告诉世界原苏联加盟国理应在俄国势力范围下、其他国家不要动与他们军事结盟等的歪脑筋。
Q.最后第五项收获是什么呢?
A.让乌克兰政局陷入混乱,对俄国是重大利多。英国外相托拉斯也曾在一月表示“俄国送了许多情治人员进乌克兰以扶植亲俄政权”。俄国一直以来都有派间谍到原苏联加盟国,在吞并克里米亚时也是如此。英国外相的话给人一种“还用你说”的感觉。我认为英国也是为了让国际更加集中敌视俄国才特别在这种时候做上述发言。
话虽如此,事实上俄国确实想让乌克兰亲俄政权上台。亲欧美的泽连斯基总统倒台固然对俄国有利,目前乌克兰政局陷入大幅动荡对俄国也十分不错。泽连斯基总统虽然公开宣称俄国不可能进犯乌克兰,但没有效果,乌克兰民间仍弥漫着不安气氛。
认为乌克兰应在俄国与欧美间保持中立的中立论者已经出现,正撼动乌克兰国内政局。若就此让泽连斯基总统倒台,让乌克兰国民自己选出亲俄总统,对普丁来说是最好的结果。虽然目前乌克兰政局仍前景不明,但可看见是朝普丁希望的方向发展。
ウクライナをめぐる情势が风云急を告げている。
ロシアが隣国ウクライナの国境周辺に大规模な军队を集结させており、“ウクライナへの军事侵攻が近い”と欧米各国が警戒しているからだ。アメリカのバイデン大统领は2月18日、“ロシアのプーチン大统领がウクライナ侵攻を决断したと确信している”と主张。
一方、ロシア外务省は17日に公表したアメリカなどへの文书で、ウクライナへの军事侵攻を否定している。
しかし、ウクライナ东部ドネツク州で亲ロシア派が実効支配する“ドネツク人民共和国”は18日、70万人の住民を対象にロシアに避难させる计画を立てた。徴兵のための総动员令を発令したと报じられるなど、戦争に向けた准备とみられる状况も进んでいる。
この情势をどう読み解けばいいのか。‘ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略’などの著书があり、ロシア政治に详しい庆应义塾大学・广瀬阳子教授に话を闻いた。【安藤健二・ハフポスト日本版】
ロシアにとって、ウクライナを并合することは“全くメリットがない”
广瀬教授は、これまでロシアの军事侵攻は“まず、ないだろう”という立场だったという。プーチン大统领の狙いは“いつでも军事侵攻をできるぞ”というポーズを见せることこそが目的であり、実际に军事侵攻するつもりはないだろうと考えていたという。
しかし、ウクライナ军と分离独立派が、それぞれ攻撃を受けたという主张をしており、ウクライナ东部住民の避难も进められている中で、ロシアが“自国民保护”を掲げて侵攻をする可能性が否めなくなってきていると指摘した。 ただし、たとえ军事侵攻があったとしても、ロシアがウクライナの全土もしくは一部を并合することは“全くメリットがない”と懐疑的だ。
“ウクライナ领からロシア领に移って良かった”と住民に思わせないと反乱が起きる危険があるため、社会保障や生活环境を现在よりも良くしないといけない。それには相当な资金が必要になるからだという。
クリミア并合の际も、ウクライナ本土に依存していたガスや水道などインフラを整备するのに莫大な予算を使ったロシアに、ウクライナ全土を并合するのは难しいと指摘する。
プーチン大统领がこれまでに得た“5つのお土产”とは?
广瀬教授は、プーチン大统领がこのまま军を撤退させたとしても“すでに5つのお土产を得ている”と分析した。その分析を要约すると以下のようになる。 01.ロシアに世界的な注目が集まり、米中対立ばかりが目立っていた国际政治に割って入った 02.アメリカとヨーロッパ诸国の军事同盟である北大西洋条约机构(NATO)にウクライナが将来的に入ることについてロシアは强硬に反対するも无视されてきたが、ついにNATO诸国を交渉のテーブルに着かせることができた
03.ウクライナがNATOに加入すれば、ロシアにとっては军事侵攻をしかねないほど深刻な问题だとアピールできた
04.“旧ソ连地域にNATOが入ってくることは许さない”というロシアの势力圏をアピールできた
05.武力侵攻の恐怖でウクライナ政治を混乱させ、亲欧米派の失脚に向けて足がかりができた このように现时点でプーチン大统领は充分なメリットを享受しているのだという。ただし、それでも“自国民保护”を掲げて侵攻をする可能性は否定できず、今后どう情势が动くのか断言するのは难しいと指摘している。
より详しい内容を知りたい方に向けて、以下に广瀬教授との一问一答を掲载する。
广瀬教授との一问一答
ロシアが今回、ウクライナに军事侵攻する可能性はどれくらいあると思いますか? 私は基本的には军事侵攻は“まず、ないだろう”という立场です。アメリカのメディアが报じていた军事侵攻の“Xデー”は2月16日でしたが、その日の侵攻は起こりませんでした。ただ、ここにきて、ちょっと不穏な动きが出ているのも事実です。
ウクライナ东部の紧张が高まっています。ウクライナ军と分离独立派が、それぞれ攻撃を受けたという主张をし、ウクライナ东部住民の避难も进められています。そうなると、ロシアが“自国民保护”を掲げて侵攻をする可能性が否めなくなってきてしまいます。
军事侵攻が“まず、ないだろう”と思っていた理由は?
ロシアに全くメリットがないからです。クリミア并合の记忆が强いために“ロシアはどこの领土でも并合したいはず”と思っている方もいるかもしれません。でも、クリミア并合も相当苦しい状况で実行したというのが実情です。
他国の土地、この场合ウクライナの土地を并合する场合、当地に住む住民にとって“ウクライナ领からロシア领に移って良かった”という状况を作らないといけません。年金と教育などの社会保障をはじめとした生活环境など全部、ウクライナより良くしなきゃいけない。それには相当な资金が必要になります。
クリミアの场合は并合后に、インフラの再构筑も必要になりました。ウクライナ本土に依存していた水道やガスなどのインフラも、ロシアが用意しなくてはいけなくなった。経済制裁を受けながら独力でロシアが整备しました。
プーチン政権は极东开発に力を入れてきましたが、クリミア并合后は极东向けだった予算などもクリミアに振り向けて何とかギリギリ持っている感じです。その状态で、ウクライナ一国を现在のロシアが抱えられるわけがない。だって、ウクライナ时代より良い生活状态を提供できないと、反乱なども起こるでしょうからね。
なるほど。并合するのであれば“ロシア领になってよかった”とウクライナの人々に思わせないといけないということですね。ただ、ウクライナ东部には亲ロシア派が実効支配している地域があります。このドネツクとルガンスクだけでも、ロシアが侵攻して并合する可能性はどうでしょうか?
攻撃の可能性は否定できなくなってきましたが、并合の可能性は低いと思います。 并合による、ロシアのメリットはあまりないと思います。あそこをウクライナに残すからこそ意义があるんです。ロシアはずっとウクライナによる“ミンスク合意”の履行を主张していますが、ミンスク合意の中で特にロシアが重视しているのは、ウクライナ东部に相当高いレベルの自治を与えることです。
“相当高いレベルの自治”に含まれるのが、外交権です。ドネツクとルガンスクは外交権を持つようになると、ウクライナ政府が“NATOに入りたい”って言い続けても、ドネツクとルガンスクが“NATOに入りたくない”と言えば不可能になる。それなのに、もしロシアが并合してしまえば、ウクライナは逆にNATOに入りやすくなるんです。 そうなると、“ロシアがウクライナを并合しようとしている”というのは、饱くまでもアメリカやNATO侧から见たシナリオであるということになりますね。
そうです。特にアメリカが危机を喧伝していますね。确かに最初の顷、ウクライナのゼレンスキー大统领本人が“ロシアの胁威がある”と世界に诉えましたが、アメリカ、イギリスなどが胁威の度合いをかなり强调して発信しました。たとえば、アメリカ侧は、“2月16日に侵攻がある”など具体的な主张もしていました。
军事侵攻が“日付が决まって予言されることは初の现象”とも报じられていますが、たしかに相当珍しいことが起きています。ロシア侧から见ると“アメリカのフェイクニュース”となりますが、欧米侧としては“あえて危机を煽ることでロシアを自制させる効果を狙っている”ということがあるようです。
でもそこで割を食うのは、ウクライナです。ゼレンスキー大统领自身も“ロシアの胁威がある”とは言っていたものの、そんなに话が大きくなるとは思わなかった。“ウクライナ危机”を各国が警戒して、欧米の大使馆がどんどん退避してしまった。当然外国资本も离れます。その结果、ウクライナ経済は大ダメージを被り、インフレも进行しています。 ウクライナは大国同士の思惑に狭间になって、困った状况に追いやられているということですか?
そうです。そんな情势だからウクライナの驻英大使からも中立に関する発言が出て、后に火消しに回るといったことも起きています。そして、フランスのマクロン大统领も、ウクライナの中立について语り、后で撤回しているとも报じられました。 NATOとロシアの间の中立ということでしょうか?
つまり冷戦期で言うところの“フィンランド化”ですよね。NATOには入れないけど、ロシアの胁威もかなり軽减できると。プーチン大统领にとっては、一番好ましい方向性です。
つまり、现状はプーチン大统领にとって良い具合に进んでいるということでしょうか? 私は、色々な意味でプーチン大统领の思惑通りになっていると思います。プーチン大统领は“何も得てないじゃないか”と指摘する人もいますが、私は现时点で少なくとも5つのお土产をプーチン大统领はゲットしていると思っています。いつ军を撤退させても损したように感じないはずです。 プーチン大统领が得た5つのお土产とは何でしょう?
お土产の1つは、今回の“武力侵攻をする雰囲気を醸し出していること”との理由とも重なってきますが、これまで世界がロシアへの注目度を落としていたことが背景にあります。これは大国でありたいロシアにとっては、非常にマイナスでした。バイデン政権になって“アメリカの敌は中国”という方向になり、“米中による二极世界”になっていきます。ロシアはそこに介在しないわけですよ。それは、ロシアにとって不満ですよね。
もちろんロシアだって、アメリカから攻撃されたいわけじゃない。でも、経済制裁が解けてないのに、世界の大国から相手にされてないという状况への苛立ちがあったと思うんです。
でも、今回のような行动を起こせば世界が注目する。実际、北京オリンピックの最中なのに、オリンピックよりもロシアの方に注目が行くような状况になっています。米中二极になりそうだった世界にロシアが入り込んで、少なくとも三极になったのが、ここ数カ月の动きです。このように“ロシアが世界から注目を集める”というのが、1番目のお土产ですね。
つまり世界的にロシアが注目を浴びることが“お土产”ということですね。米中の世界観が“米中露”とロシアが割って入って形になったと? “ロシアが第三次世界大戦を起こすかもしれない”といった形で注目をされたのは、プーチン大统领にとってはとても喜ばしいでしょうね。“ロシアは核保有国の一つ。戦争が起きれば胜者はいない”と発言したのもそうした効果を狙ったものでしょう。 次に2番目の“お土产”とは何でしょうか?
2021年12月にロシアがアメリカとNATOに対して提案をしました。“ロシアのレッドラインを守れ”という提案で、NATO拡大をやめるようにという内容ですが、これまでのところ全く闻き入れられていません。ですが、ロシアがこれまで“话し合いましょう”と提案しても无视されてきた课题について、今回の军队集结によって、欧米各国が话し合いのテーブルに乗るようになった。これは“交渉可能な状况”が生まれたということで、ロシア国内ですごくポジティブに受け止められています。
これまで无视してきた相手を、交渉のテーブルに着かせることができたことは、大きいですね。また、米国のトランプ大统领は交渉ができない相手であったけれど、バイデンは交渉ができる相手であると言う认识があったことも、この背景にはあると思います。
3番目の“お土产”は何でしょうか? “ウクライナがNATOに入るかどうか”というのが今回、争点になっているかのように见えますが、おそらくそれは“见せ球”です。ロシアにとってウクライナがNATOに入るかどうかは、吃紧の话ではありません。NATO加盟にはさまざまな条件があるので、ウクライナが“近い将来にNATO加盟することはないだろう”とバイデン大统领も言っています。だから今すぐロシアにとって解决しなきゃいけない问题ではないんです。
では、なぜロシアは“ウクライナのNATO入り断念”を要求しているのでしょう? ウクライナがNATOに入ることはロシアにとってそれぐらい深刻なことだと世界にアピールするためです。NATO加盟にはさまざまなプロセスが必要ですが、NATO加盟国たちも“ウクライナを入れるとロシアを敌に回すことになる”という印象を间违いなく强くしました。それが3つ目のお土产になりますね。  なるほど。今回の紧张状态を生み出すことで、NATO加盟国の萎缩効果を生み出すことに成功したということですね。
そうですね。やっぱりNATOは、“ヨーロッパで加盟を望む国は全部入れる”ということが、设立时のモットーになっているので、本来は“どの国を入れない”とは言えないわけですよ。それができないのは、ロシアも分かっているけど、外堀を埋める状况を作れた。そこはロシアのもくろみ通りだったと思います。 4番目のお土产は?
やはりロシアは势力圏をアピールできたってことですよね。レッドラインを示すときに、“ウクライナを含む旧ソ连地域にNATOが入ってくることは许さん”と言うことで、“ここからここまでがロシアの势力圏”という认识があると世界にアピールできました。旧ソ连圏はロシアの势力下にあるべきで、他の国はそこに军事的な同盟を结んだりできないという考えを世界に知らしめただけでも、大きな効果です。
最后の5番目は何でしょうか? ウクライナ政治を混乱させられたっていうのはすごく大きいですね。イギリスのトラス外相が“亲露的な政権を作るためにロシアがウクライナに工作员を送り込んでいる”と1月に発表しました。ロシアは旧ソ连各国に以前から工作员を送り込んでいて、クリミア并合の际にも活动していますから“今さら”という感じがしました。イギリスも、ロシアに国际的な敌视が集中し、抑止効果が生まれるように、あえてこの时期に言ったのだと思います。
とはいえ、ロシアがウクライナに亲露的な政権を树立させたいのは事実です。亲欧米派であるゼレンスキー大统领が倒れると、ロシアにとっては都合がいいわけですが、ウクライナの政治はかなり混乱していると言って良い状况です。ゼレンスキー大统领は“ロシアが武力侵攻する”可能性を否定しようとしましたが、効果はなく、ウクライナ国民の间にも不安感が広がってしまいました。
ウクライナはロシアと欧米の间で中立に立つべきだという中立论者も出てきていて、ウクライナの国内政治にも揺らぎが出ています。このままゼレンスキー大统领が自灭して、ウクライナ国民が自ら亲露的な大统领が选んだら、プーチン大统领にとっては大成功ですよね。まだ状况は不透明ですが、彼にとっては好ましい方向に进んでいるように见えます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0142ec608f3307ce096b91d21b2e96dc251d2d89
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